糖質とアトピー性皮膚炎の関係

糖質とアトピー性皮膚炎の関係を考えてみました。

糖質制限で花粉症などが治ることは江部先生の書籍夏井先生の書籍にも書いてあります。それならアトピー性皮膚炎も治る可能性があると考えました。

治る仮説はこちらをご参照下さい。

糖質と免疫機能の関係(仮説)を表す図は以下の通りです。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

この仮説が正しいかどうかはまだ分かりませんが、仮説通りに糖質回避をされた方は、明らかに改善してしています。最新の改善率はこちらをご参照下さい。

糖質を減らすだけで約9割の改善率です。完全糖質回避をされた方で薬が必要無くなった方もおられます。

糖質を完全に回避するとアトピー性皮膚炎は失くすことが出来る病気かも知れません。と言うよりもアトピー性皮膚炎そのものが糖質依存によって引き起こされる症状の一つなのかも知れません。

2型糖尿病と同じように、同じ糖質を食べても発症する人と発症しない人がいたので、体質だと誤解されたのかも知れません。

糖質とアトピー性皮膚炎の皮疹との関係を患者さん御自身で確認しながら糖質を減らすことが出来ます。何しろ糖質によるアトピー性皮膚炎の悪化を文字通り肌で感じることが出来るからです。

アトピー性皮膚炎は病気という概念から自己調節出来る体質に

アトピー性皮膚炎はこれまではアレルギーの一種で、治らないのが常識でした。これからは自己調節できる体質だと受け止める時代が来ると思います。

アトピー性皮膚炎は悪化すれば、検査することなく状態を肌で感じることが出来ます。どうやら糖質を食べた量によって悪化するようです。一定量までは糖質を食べても大丈夫ですが、一定量を越えると皮膚炎が悪化します。悪化すれば糖質食べ過ぎ、改善すれば糖質の量は大丈夫のようです。

ダニ、ホコリは原因ではない?

これまではアトピー性皮膚炎の原因はダニ、ホコリ、汗と言われていました。どうやらダニ、ホコリは原因ではなさそうです。糖質を食べ過ぎた結果皮膚炎が起こり、ダニ、ホコリが皮膚に着いた状態で掻き毟ることによって感作(アレルギー反応を起こす準備をすることです)されただけだと思います。そのため皮膚炎が酷ければ、感作も激しくなるためアレルギー検査の結果も悪いのだと思います。この考え方が正しければ、皮膚炎が酷ければ結果も悪いのは当たり前です。そのため皮膚炎の状態を見ればわかるので、ダニ、ホコリのアレルギー検査の意味はないと思います。

言い換えるとダニ、ホコリは原因だと誤解されていますが、皮膚炎によって感作された結果を見ているだけだからです。

ダニ、ホコリの多いところに行くと悪化するので原因と錯覚されたようですが、感作された結果に対してアレルギーを起こしているだけだと思います。

糖質を避けると改善するようです。

追記(2018/1/6)

糖質とアトピー性皮膚炎の関係を考え始めた当初は、糖質を控えるしかないと思っていました。しかし様々な情報を集めてパターンを見出すと、糖質を食べながらアトピー性皮膚炎を治すことが出来ることがわかってきました。キーワードは『食べ方』です。

糖質だけ食べると悪化することが多く、オカズと一緒に食べると改善します。特に小児のアトピー性皮膚炎はご飯から食べるお子さんに好発します。オカズから食べる工夫だけで改善します。

もしご飯から食べていなくてもアトピー性皮膚炎を発症していれば、パンや麺類ばかり食べているか、お菓子か果物を食べていることが多いです。

どうやら血糖値の上がる食べ方をするとアトピー性皮膚炎が悪化するようです。

そこで血糖値の上がりにくい食べ方、あるいは病気を避ける理想の食べ方をするとかなりの確率で改善します。