糖質の血中濃度という新しい概念

糖質の血中濃度という新しい概念をグラフで表してみました。
血液中のブドウ糖濃度は一般的には血糖値と言われています。
その血糖値を上昇させる食べ物が唯一炭水化物・糖質です。元々の血糖値を0と考え、糖質によって上昇した分を糖質の血中濃度と考えました。

糖質血中濃度=血糖値-基本血糖値

すると基本血糖値よりも血糖値が下がることがわかります。その下がった分が糖質に対する欠乏感を引き起こしているのではないかと考えます。
糖質依存という新しい概念を考えましたが、その概念を理解してもらうために糖質の血中濃度という概念を考え付きました。

糖質が食べたいという強い欲求(強い空腹感のことです)が糖質に対する禁断症状だと考えたのです。
言い換えると糖質に対する欠乏感が、強い欲求を引き起こします。
その元は糖質を食べたことで糖質濃度(血糖値-ベース血中濃度)が一時的に上昇し、膵臓からインスリンを分泌することで糖質濃度を下げようとします。インスリンが効きすぎることで、糖質濃度0を下回ってしまいます。糖質の血中濃度が枯渇した時点で、糖質に対する強い欲求が生まれます。糖質濃度は見た目の上ではマイナスになってしまっています。
そのまま我慢していると血糖値が下がりすぎて危険なため、やむを得ず血糖値上昇ホルモンを分泌することにより血糖値を上昇させます。この時点で見た目上糖質濃度は0になるため、糖質に対する強い欲求は減退します。俗に空腹感のピークをこえたと感じる状態です。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

糖質を食べないこと(糖質回避教のすすめ)でこの禁断症状はなくなります。
良かったらお試しください。

ご興味がありましたら、様々な病気の元かもしれない糖化産物の仮説をご覧下さい

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。