人の問題に口を出さない ~問題論~

そのまま放置すると誰が困るのかを考えるのが問題論です。
放っておくと自分が困るのであれば、自分の問題です。
放っておくと他人が困るのであれば、自分の問題ではありません。他人の問題です。
他人の問題にも関わらず、口を出すから話がややこしくなります。
自分が困るから困ることを避けるために口を出すのは当然のことです。
一方自分が困らないことに対して口を出すのは越権行為です。一言で言えば余計なお世話です。

そして今の日本ではその越権行為である意見に振り回されています。
ここで問題となるのは多数決の論理と、少数意見を尊重することです。
多数決の論理とは、正解がわからない問題に対して大勢の知識を集めた集合知によりより優れた選択肢を選び出す方法のことです。
そして多数決の大多数の意見が正解とは限らず、少数意見の中に実は正解が潜んでいることもあるので少数意見に耳を傾けることも大切なことなのかもしれません。
しかしここで問題となるのは多数決に関わるのは自分の問題である人々です。少数意見を出すのも自分の問題となる人たちの立場に立った意見であるからこそ尊重すべきことです。

そもそも多数決に関わることの出来ない無関係の人たちの意見に振り回される必要はありません。
例えばある自治体の問題が新聞やテレビで報道されても、自治体に住んでいる人たちの問題です。
自治体の問題に対して他の自治体に住んでいる人が苦情の電話を入れるのが良い例です。
越権行為であり余計なお世話でもあります。

個人同士でも同じことが言えます。本来自分が困らないはずの人の問題に口を出すことで争いが生じます。

多数決も当事者での多数決です。
当事者ではない人の意見は責任を伴わない無責任な意見、すなわち雑音でしかありません。
言論の自由がありますから意見を言うのは自由だと思いますが、無責任な意見に判断が左右される必要はないと思います。

世の中を見回してみると人の問題に口を出しているから、混乱していることもあります。口を出すなら責任を取る方法を提案した上で口を出す必要があると思います。

ただし人が騙されているあるいは騙されそうな場合には、人の問題でも口を出して良いと私は思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。