反対だけなら猿にも出来る

かつて反省猿という反省のフリをするお猿さんが流行りました。反省したように見える行動はお猿さんにも出来る証拠です。
反省が出来るのですから、反対ぐらいお猿さんにも出来るでしょう。何事にも反対!反対!と手を上げて叫ぶだけですから。

流石に人間ともなると反対!反対!と叫ぶだけではなくて、それらしい理由も付け加えるので話が混乱します。ある理由のせいで反対していると勘違いするからです。反対が先にあって、それらしい理由を探してくるだけです。それらしい理由を論破しても次の理由を探してくるだけなので無意味ですし、そもそも反対が目的なので聞く耳を持ちません。理解しようともしません。

同じレベルでの議論は無意味です。相手はまず反対したいのですから、言葉の通じ無い反対お猿さんとかわりません。とにかく反対するお猿さんに議論は無理です。何故なら反対することしか考えていないので、どうしたら賛成になるのか考えていません。そもそも賛成する気は全く無いので、どうしたら賛成出来るかなんて考える気も無いのですから。そういう意味ではとにかく反対する反対お猿さんは反対と賛成の境界線がそもそも無いので、アナログ思考なのかも知れません。

とにかく反対と叫ぶ人の対策です。ここでも『原因論』よりも『目的論』が役立つと思います。論拠の原因となる理由を求めると、言い訳のように色々とそれらしいことを見つけてきます。言い訳みたいなものなのですから論破しても無意味です。次の理由を探してくるだけだからです。『原因論』は過去に拘り過去に引き摺られて、未来を語るので建設的とは言えません。『原因論』では過去を変えなければいけないので、議論が成り立たないのです。
『目的論』の立場から、反対する理由ではなく、反対する目的は何ですか?と聞くのです。理由は過去のことであり、目的は未来のことですからこれから話し合いで変えることが出来るからです。反対する目的を論破すれば代わりの目的というのは、なかなか探せるものでは無いと思います。
反対する目的の代わりに、このことがクリア出来れば賛成するという境界線を設定してもらうのも一つの方法です。出来る言い訳と同じ論理です。
もしくは反対するなら対案を出してもらうのです。
何れにしても、反対お猿さんとの議論は無意味です。目的は反対で、反対していることを周囲にアピールすることに価値を見出しているのですから。
ちなみに反対お猿さんの常套手段は、極端なことを言って周りの人達の不安を煽り、味方につけようとすることです。
給食費を払わない言い訳するモンスターペアレンツと同じような人種なのかも知れません。

自分が反対はしても反対お猿さんでは無いと思う方は

  • 対案を提案する
  • 賛成と反対の境界線を提案する
  • 反対する目的を明確にする

反対すると共にこのいずれかを行いましょう。

逆に反対お猿さんに悩まされていれば、この3つのうちのいずれかを求めましょう。同じレベルでの議論は意味がありません。反対そのものが目的ですから、議論が長引けば目的が達成されてしまうのです。

議論せず先に進めるために上記3つがオススメです。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。