子育ての常識革命 子供用が必要?

子育ての常識革命として色々考えています。
私にとってはすでに結論がでている状態ですが、まだご存じない方も多いかと思い書くことにしました。

今回は子供用のものに対して考えてみます。

子供用の製品があれば子供用を使うべき
という常識が間違っているという常識革命です。

子供用の製品についてです。
大人と子供の違いは基本的にはサイズです。
子供用の製品としてサイズの小さいものがあるのは当然です。椅子や机、自転車などは子供用を使うべきでしょう。
しかし子供用ボディーソープとか子供用の虫よけ、子供用の日焼け止めなどが売られていますが、それほど大人と子供で皮膚が異なるのでしょうか?大人と子供の皮膚の違いは皮膚の厚みです。表皮・真皮・皮下組織という皮膚の構造は変わりません。表皮の表面は角質層という角化したいわば死んだ細胞がバリア機能として身体を守っています。角化した細胞が傷つけられなければ良いわけですから、大人の皮膚で問題なければ子供の皮膚でも問題があるとは思えません。

では何故ボディソープや虫よけ、日焼け止めには大人用と子供用があるのでしょうか?
二つに分ければより多く売れるからだと思います。

まず大人と同じものを使ってみて、肌が赤くなるなどの問題があればやめればよいと思います。
問題がなければわざわざ子供用を使う必要はないと思います。

一言でいえば企業による『自称』子供用の製品です。
基本的に刺激が少ないとして、大人用よりも濃度を薄くしたり成分を少なくしているので確かに問題となることはないでしょう。元々大人用でも問題がないのですから更に問題にはならないはずです。その分不必要に効果を落としてお金を払っているようなものだと思います。

ただしシャンプーなどで目に沁みないなどの実用的な理由がある製品は子供用が良いと思います。明らかな違いがなければ『自称』子供用の製品かもしれません。

資本主義の弊害ですが、大人用で良いですよと言っても儲かるわけではないから誰も指摘しないのです。行政も特に問題があるわけではないから取り締まる必要も要望もないのが現状です。子供用を買う人がいても、大人用で良いと知っている人が子供用を買う必要がないことをわざわざ言うことはありません。

親御さんの心理としては子供用が売っていれば子供用にしなければいけないような錯覚に陥ります。その錯覚を利用して売り上げを上げることが子供用がある理由だと思います。
現実に大人用を使ってみて問題があればその時点で子供用を購入されてはいかがでしょうか?

 

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。