赤ちゃんにはオムツという常識を疑う

赤ちゃんにはオムツというのが常識です。
根本にあるのは赤ちゃんに尿意や便意がわかるはずがないという思い込みです。
赤ちゃんには必ずオムツが必要なのでしょうか?
ネットで検索してみると6か月でオムツを外すなどという極端な書き込みもあるようです。
現実にオムツを外すかどうかは別として、オムツはトイレに間に合わなかったときのお守り替わりとして、基本的にはトイレで排尿・排便することを目指してみることを提案したいと思います。

実は赤ちゃんは物事の因果関係を考えながら行動を学習しています。
うまくいけば覚えていき、うまくいかなければうまくいく方法を探しています。
周囲の人達に笑いかけて笑顔がかえってくれば、よく笑う子になりますし、周囲の人達に笑いかけても笑顔がかえってこなければ笑わない子になります。

そしてオムツの中で排尿や排便することが当たり前だと思って育つから、2歳前後でトイレトレーニングが困るのです。2歳の子供にとってはオムツの中で排尿・排便が楽なのに、わざわざトイレに行かなければいけない理由がわからないのです。

早い段階から赤ちゃんをオマルに座らせて排尿や排便を繰り返していると、オムツの中で排便してしまうと不快感を感じるため泣き出します。オマルで排便するのが当たり前になると、オムツで排便してしまうと便が皮膚に付着する感覚が不快に感じるのです。だから泣きます。オムツへの排便は嫌だから、できるだけオマルに連れて行ってもらえるように赤ちゃんがよりしっかり教えてくれるようになります。赤ちゃんはそれくらい因果関係がわかっています。

生後0か月から使えるオマルはこちらです。

現実問題としては首が座るまでにオマルで抱っこしたまま排尿・排便させるのは難しいように思います。
首が座ってからオマルに座らせて排尿・排便させるのが現実的だと思います。

いつオマルに連れていくかですが、赤ちゃんをよく見ていると排便のサインがあります。まず排便のサインを見逃さず、オマルに座らせるようにするとオマルで排便する方が楽だと赤ちゃんも理解していきます。そうすると気づいてもらえるように排便のサインをしっかり出すようになります。ボディーランゲージのようなものです。その赤ちゃんの発するボディーランゲージを受け取り、オマルに座らせるようにトレーニングすることです。最初は何となくだったボディーランゲージも、繰り返しているうちに赤ちゃんのボディーランゲージはよりはっきりと表現するようになっていきます。その因果関係を大人がしっかり受け止めることが大切です。

これまでの常識よりもはるかに早い段階でトイレトレーニングするメリットは、首が座ればトイレトレーニングに掲載しました。良かったらご覧ください。
オマルでトイレをしてくれることで節約できたオムツ代をランチにあてると、赤ちゃんからご褒美をもらうみたいで楽しめると思いますよ。

赤ちゃんはオムツという常識を疑ってみてください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。