殺人犯や嘘つきの手記の出版に対して思うこと

殺人犯や嘘つきの手記の出版がメディアを騒がせています。売り上げ貢献になるから、メディアもわざわざ取り上げなければ良いのですが、せっかくの視聴率を逃したくないメディアはしっかり放送します。

この報道を見てふと思います。殺人犯の手記に至っては本人は表に立つことなくペンネームで書いています。別人が空想して書いてペンネームを騙ったとしても、確認のしようがありません。別人ではないと証明するためにメディアの前に出て下さいと出版社に詰め寄る方法がありました。本人であることをメディアに出て証明されないのであれば偽者だと判断すれば良いのです。そして本人だとしたら、遺族からの損害賠償請求により本が売れたとしても印税を差し止めするのが1つの方法だと思いました(請求権や時効などは調べていません)。そのようにすれば売り上げが上がったとしても賠償に繋がるのであれば意味があると思いました。本人で無ければ出版社を相手に遺族が詐欺として告発する方法もあったのかもしれません。
テレビ局の報道も倫理観云々は言っていましたが、結局のところ野次馬でしかありませんでした。テレビ局も報道するなら一歩踏み込んで、作者が偽物の可能性を指摘し本人確認のために報道陣の前に出てもらうように知恵を使うと良かったと思います。

今回話題になっているのは嘘を並べて自殺者まで出た問題に関する手記が出版されるようです。お金になると思う人達が群がるのでしょうが、今回の件では実験の再現がで調査費だけでも莫大な費用がかかっています。ここで本人に賠償請求をしてしまうと良いと思います。そうすることで印税が入ったとしても、調査費用の補填として使われるからです。印税が本人の手に入らなければ、本人達の思惑が外れてしまうので良いと思います。自分達の嘘の上塗りをする都合の良い主張をした上で、更に印税まで手にしようとするのですから多くの人達が呆れています。その思惑を肩すかしするために、嘘のおかげで生じた調査費用を請求するのは当たり前のことだと思います。その当たり前のことを手記の印税から支払ってもらうようにしてしまえば良いだけのことです。

恐らく自分のついた嘘を真実だと思い込んでしまう人だと思います。

そんな人がいるのか?と思われるかもしれませんが、この本を読んでみて納得です。
驚くべき思考回路をしている人がいるようです。何より驚いたのはこのような不思議な思考回路の人が身近にも存在することです。自分のついた嘘を真実だと思い込んでいるとしか思えない行動を取る人が知っている人にも複数いることです。あの人もそうだ、この人ももしかしたらと考えながら読み進むと合点がいくことが多々ありました。

おまけですが、号泣議員も同じような思考回路です。
嘘に嘘を重ね、都合が悪くなると泣いて済ましていたのでしょう。泣かれた時点で呆れて相手にしなる人が多かったのだと思いますが、本人は泣いたことで許されたと誤解した可能性が考えられます。泣くことで許されると誤解していたのでテレビの前でも号泣することができました。彼は裁判で裁かれることで嘘が駄目なことだと理解することでしょう。
もしくは嘘つきな上に典型的な言い訳人間なのかもしれません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。