糖質制限が危険だと主張する人

糖質制限が危険だと主張する人がいます。恐らく糖質依存に陥っている人が、糖質をやめられないから重箱の隅をつつくような理屈を探しているだけだと思います。ニコチン依存に陥ってタバコをやめられない人がタバコをやめると危険だと主張しているようなものです。アルコール依存に陥っている人がアルコールをやめると病気になるという妄想に取り付かれてしまっていることに似ています。何故なら依存状態とは、正常な判断が出来ない状態だからです。糖質依存を抜け出して正常な状態になってから、お話するのが公平だと思います。恐らく依存が強すぎて糖質をやめることが想像つかない状態で、糖質をやめると病気になると妄想されているのに近いのではないかと心配します。

本当に糖質制限に危険性があれば人類は滅びていることでしょう。何故なら農耕が始まり糖質をいつでも食べることが出来るようになる前は食料の確保は非常に難しく、安定して確保することは無理でした。ましてや糖質は果物と並んで一年のうちの限られた収穫の時期だけのラッキーアイテムでした。人類の歴史から考えれば、絶えず糖質を食べている現代の食生活こそが異常な状態です。

収穫の時期にしか食べることの出来なかった糖質を食べないと危険だと主張するのは人類の歴史から考えて無理があります。少なくとも依存し健康を害する(参照:糖質の害が明らかになりつつある今)ほど食べ続けて良い理由を教えて欲しいものです。肥満は糖質の食べ過ぎによって起こります。肥満を解消するために糖質を控えることは理にかなっています。原因を取り除くからです。糖質を控える目安は糖質依存から抜け出すことです。糖質依存の禁断症状である強い空腹感がなくなることを目標に糖質を避ける(糖質回避)と良いと思います。

糖質制限を危険だと主張する人は、糖質を食べて欲しい目的があるのかもしれません。

糖質は血糖値を上げる働きしかありませんので、糖質を食べないことで血糖値が上がらなくなるので、むしろ健康になります。

糖質制限をすると脂質が多くなるから危険だと主張するのは的はずれです。それなら糖質制限ではなく、糖質制限の仕方に問題がある可能性を指摘するべきです。これらの理屈は糖質制限の危険性を客観的に考えるをご参照下さい。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。