「砂糖をやめればアトピーが治る」とは限らない

砂糖をやめればアトピーが治るという本が出ているそうです。昨夜テレビでもそのことを放送していましたので見られた方もおられるかもしれません。砂糖をやめればアトピー性皮膚炎が治るという主張は半分は正しく半分は正しくありません。半分しか正しくないのは、原因が砂糖だけではないからです。

正しくは砂糖をやめればアトピー性皮膚炎が治るかもしれないということです。もしかしたら治る人もいますが、必ず治るとは限りません。何故なら砂糖だけが原因ではなく、糖質が原因だからです。更に付け加えると血糖値が上昇することが犯人のようです。

砂糖をやめるだけでアトピー性皮膚炎が治るのは、砂糖に対する依存・糖分依存によって生じているアトピー性皮膚炎だと思います。砂糖はアトピー性皮膚炎の原因の一部のため、砂糖をやめるだけでは治りません。アトピー性皮膚炎の原因は糖質依存に伴う糖質の摂り過ぎです。糖質回避を行い、糖質の摂取量(恐らく本質は血糖値)を一定の範囲内に抑える必要があります。砂糖を控えてもお米を山盛り食べればアトピー性皮膚炎は悪化します。

アトピー性皮膚炎の治し方振り返り法をご覧ください。ちなみに小児のアトピー性皮膚炎は食べる順番を気をつけるだけで治るかもしれません。良かったらご覧ください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。