暴言を吐く人の心理

私は余り経験がありませんが、世の中には暴言を吐く人がいるようです。暴言を吐く人の心理を考えてみたいと思います。

暴言を吐く人には2種類あります。暴言を吐いている自覚があるか自覚がないかです。自覚していない場合は、暴言そのものの意味がわからないだけで悪気はありません。しかし人を傷付ける言葉を発している自覚がないので、厄介です。言葉が人を傷付けるという概念から教える必要があります。出来るだけ関わらないことが一番です。

暴言を吐いている自覚のある場合、行動には必ず目的があります(目的論)。行動の原因や理由を求めても、その時その時で簡単に変わってしまうので原因や理由を考えても無意味です。そこで目的を考えてみましょう。

暴言の目的

暴言を吐く目的は何でしょうか?人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、私は相手を心理的に支配することだと思います。暴言を吐いてみて、相手が受け入れるかどうかを見極めているのです。心理的に支配出来ることが分かれば、次にどの程度まで支配出来るかを見極めるために暴言がエスカレートするようです。自分は暴言を吐いても許されると勘違いしているのです。

第三者からみれば滑稽な程理不尽な暴言を吐く人がいますが、自分は許されると勘違いしているので暴言だという自覚はありません。自覚が無いのですから、指摘しても理解することは困難でしょう。

例えばお店で暴言を吐くお客さんは、どんな横暴な言い方をしても許されると勘違いしているのです。お客様は神様だと勘違いしているからこそ、出来る行為です。

暴言を吐かれたら

暴言を吐いた相手は受け入れるかどうかを見極めているのです。受け入れられると暴言を吐いた自分が正しかったと、勘違いを深めます。どこまで受け入れるか試すために、更にエスカレートしていきます。

目的が相手を心理的に支配することだからです。

暴言を吐かれた際の対策は離れることです。否定してもそれなりの理屈を持ち出してきて言い返せないかもしれません。そんなリスクをおかすことの無いように離れるのです。拒絶しても暴言の正当性を必死に認めさせようとするので逆効果です。

言っていることが理解出来ないので時間を下さいと申し出るのです。相手が感情剥き出しで迫ってくるようなら、逃げ出しても良いと私は思います。暴言だけでなく感情も駆使して、相手を心理的に支配したいだけだからです。改めて書きますが、相手を心理的に支配することが目的です。もしくは承認欲求を満たすことです。

離れようとすると甘言を弄して必死で止めようとするでしょうが、一時の感情に流されない方がお得です。暴言を吐くことの出来る人は自己中心的な考え方をする傾向があるので、離れない限り自分の都合良く物事を解釈してしまいます。

良かったらご参考まで。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。