変化することが当たり前の理由

世の中は絶えず様々な環境の変化に曝されています。そしてその環境の変化に対応するために自分達が変化することが求められています。
変化を嘆く人がいますが、変化を嘆く時点で世の中の認識を誤っています。何故なら変化が当たり前で以前と同じことが続くこと自体が奇跡に近い偶然だからです。すなわち以前はこうだったからと以前と同じを期待するのは、無駄なことです。同じであることは偶然で幸運だと認識しておく方が無難です。
現在の世の中は偶然の変化の積み重ねの結果成り立っています。その偶然の変化が起こらなければ、全く違う世界が広がっていることでしょう。
つまり変化することが当たり前で、同じであることの方が異常だといえるかもしれないのです。
とはいえ日本がいきなり明日から社会主義の国になったりするような変化が当たり前と言っているわけではありません。そのような人と人とのつながりによって成り立っていることであればあるほど変化しにくいのも事実です。多くの人が形作る仕組みの変化は、多くの人が変化を受け入れなければ変化できないから、変化しにくいだけです。
ここで言う変化とは景気や人の流れなども含めた環境についてです。

栄枯盛衰という言葉が全てを物語っています。どれだけ栄えていても永遠に栄え続けることはありません。
人は調子が良いとずっと同じ状態が続くと錯覚してしまいます。そこに落とし穴があるのです。変化に対応することは大変なため、希望的観測で変化しなくて済む方法を探してしまうのです。出切れば変化をしたく

人類が地球に存在すること自体が奇跡的な変化の積み重ねの結果です。だからこそ変化することが当たり前なのです。
地球に起こった偶然の変化が積み重なって人類が誕生しました。地球の歴史を読み解く『知恵』により、地球には様々な変化が起こったことがわかっています。地球全体が凍りついたことも何度かあるようですし、酸素濃度が上がって巨大な昆虫の星になったこともあるのです。1億年をこえる恐竜の時代が巨大な隕石の衝突により終わりを迎えました。このように変化するのが当たり前で、その変化に対応できたものだけが生き残ることが出来たのです。いわば人間は変化に対応した生き物の集大成のような存在なのです。
環境の変化は自分達ではどうしようもないことです。その変化に応じて自分自身が変化するしかありません。もし人類が自分達の意思で変化をしようとしていなければ、今でも石器を使っているかもしれません。もしかしたら石器も使えないかもしれません。
変化の積み重ねのおかげで、今の人類の生活を手に入れているのです。そして更により良い生活を手に入れるためには変化し続けるしかないのです。だからこそ変化することが当たり前なのです。

変化は避けられないわけですから、変化を受け入れその変化に対応する自らの変化を素早く行いましょう。
変化を嫌がり拒んだところで恐竜のように淘汰されるだけです。
生き残るためには絶えず変化していくしか方法はありません。
まずそのことを受け入れるようにしてみましょう。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。