万引き防止 テレビの報道の仕方

万引き防止について考えてみます。
万引きの現行犯逮捕のドキュメント番組を見ていると視聴者に誤解を与えると思います。もしかしたらドキュメント番組の制作者も誤解しているのかもしれません。何故なら万引きは商品を占有した時点で成立します。つまり商品をポケットに隠した時点で成立するのです。しかし捕まえる際にレジで支払いをするつもりだったと言い訳をされると面倒なので言い訳出来ない状況、お店を出るまで待っているに過ぎません。万引き犯は犯罪者に過ぎませんが、あくまでもお客さんという立場を尊重し店を出るまで待っているだけです。

万引きのドキュメント番組を見ているとお店を出なければ犯罪が成立していない印象を受けてしまいます。万引き犯への警告を込めて商品を隠した時点で万引きが成立することをテレビで報道するべきでしょう。捕まえる基準をお店を出た時点とするのは各店舗がトラブルを避けるための判断に過ぎないことを伝えるだけで、万引きの抑止効果が多少は期待出来ると思います。

私が調べた情報によると、かなり古い判例ですが商品を隠した時点でお店を出ていなくても立件された実例があるようです。

例えばドキュメント番組で商品を隠した時点で、犯罪成立と宣言してテロップで万引きは商品を隠した時点で成立しますと流すことです。お店を出るまでは捕まらないとタカをくくっている万引きする人を動揺させる効果が期待出来るのではないかと思います。

何故このような報道の仕方をしないのか不思議です。犯罪抑止につながるので、万引きされるお店はもちろん、万引きする人も減るので、みんなの役にも立つと思うので是非このような報道をして欲しいものです。

私がテレビ局の社外取締役ならすぐにでもこのような視点でのドキュメント番組の制作を進言します。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。