血液製剤不正製造会社が事業譲渡を嫌がる理由

あくまでも私見です。私の頭で考えるとこのような見解に行き着いただけのことです。あくまでも一意見として読んでいただけると幸いです。

血液製剤不正製造会社とは40年も前から国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造していた会社のことです。厚生労働相が組織の抜本的見直しを求めたため事業譲渡の方向で交渉していたそうです。しかしこの事業譲渡交渉が打ち切りになったそうです。血液製剤不正製造会社が事業譲渡に難色を示しているからだそうです。その理由を考えてみました。

不正を40年も続けた実績から組織内の自浄作用は全く期待出来ません。事業譲渡は当然の流れのように思います。燃費で不正を繰り返した企業は結局身売りしました。

血液製剤の製剤は国民にとってなくてはならない事業ですから、商売として考えた際に手放したくない魅力があるのでしょう。だから事業譲渡に難色を示すのは当然と言えば当然です。

しかし40年も前から不正を行っていた流れから考えると、組織の存続は常識的ではありません。にも関わらず難色を示すのは、事業譲渡により更なる不正が噴出することを避けたいのではないかと私は考えます。そのように考えると、此の期に及んで悪足掻きするのも頷けます。全てを明かす訳にはいかないので、隠せるだけ隠そうとしているのではないでしょうか?

厚生労働省も出来るだけ穏便にことを済ませようと考えて、現在のような対応をしているようです。常識が通じると期待しているのです。しかし40年も不正をしていた会社です。常識が通用しないと認識を改める必要があると私は思います。認可取消を宣言し、事業譲渡するなら存続を許すように設定しなおすのです。経営陣は今のまま存続出来ると考えているのです。事業譲渡が出来ない方が都合が良いので、難色を示しているのではないかと思います。騙して利益を得ていたことで詐欺罪の適応を検討すると、経営陣も考え方が一新されると思います。

利益を追い求める企業が問題を起こすのです。「利益は企業のためならず」のような考え方が広まることを心から祈っています。このように考えると不正を行う必要がありません。利益は追い求めるものではなく、企業が存続するための必要経費だからです。全ての企業がこのように考えると、理想の世の中が実現出来るのかもしれません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。