テレビの問題点

テレビの問題点は誰のために番組を作っているかということを考えると容易に理解出来ます。
一言で言えば、スポンサーのためです。言い換えるとテレビ局の利益のためです。決して視聴者のために作っている訳ではないのです。

テレビ局の理想を考えれば、見てくれる視聴者のために正しい情報を適切に届けることが目的であるべきです。しかし資本主義の世の中のため、お金を支払う人達の都合で理想から歪められてしまうのです。

例えばスポンサーの不利益になることは、テレビ局は放送しないのです。いくら正しい情報であっても、視聴率が取れなければ放送されなくなるのです。逆に考えれば、視聴率さえとれれば多少いい加減な内容であっても放送してしまうのです。いい加減な内容で視聴者を騙してでも視聴率を稼ぐことが目的になっているのです。

直接お金を支払う人達の意向に沿って物事が動いている証拠です。

テレビは誰のものかを考えた時、理想的には視聴者のためのものであって欲しいところですが、現実的にはテレビ局とスポンサーのためのものでしょう。では彼等にとって視聴者は?お客さんではなく、視聴率を稼ぐための手段に過ぎないのではないでしょうか?何故ならヤラセをしてでも視聴率を稼ごうとしているからです。別の角度から見るとコマーシャルを見てもらう目的で番組が作られていることがわかります。テレビを見ていてよくあるのは、内容に期待させて期待させて続きはコマーシャルの後でというものです。チャンネルを変えられないためのテクニックかもしれませんが、大した内容でもないことを引っ張り伸ばしていることが見え見えです。

コマーシャルを見てもらうために、テレビ番組が作られている仕組みにウンザリした人からテレビを見なくなりつつあります。ビジネスモデルとしては限界に近づきつつあるのかもしれません。テレビ局の人達が危機感をいつ自覚するのか楽しみです。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。