筍(竹の子)を食べると痒くなる落とし穴

毎年筍(竹の子)を食べると痒くなるという方がおられました。筍のせいだと言われています。ここで筍の血液検査をして陽性だと筍が原因ということになるのでしょう。確かにそのようなこともあるのかもしれませんが、私は検査陽性が偶然の場合があると思います。筍を食べると痒くなるので筍が原因だと思い込んでいるのですが、筍が原因ではない場合があるのです。そして検査結果が筍が原因と裏付けてしまう形で、落とし穴に落ちてしまうのです。

糖質による皮疹が大半を占めると考えている私は質問してみました。筍ご飯を食べられませんか?と。筍ご飯を食べておられました。しかもいつもよりも沢山ご飯を沢山食べるということでした。しかもオカズなしで筍ご飯だけ食べることが多いそうです。恐らく筍ではなく、ご飯の食べ過ぎの問題だと思います。確かに沢山食べた後は痒くなるそうです。食べ方を調整すれば再発しないはずです。

確定診断には筍を他の調理法で筍を食べて症状が出ないことの確認が必要だとは思いますが、食べ方での反応から、かなりの確率でこの方の場合ご飯の食べる量の問題だと思います。

筍を食べて痒くなっても、筍が原因ではないという落とし穴があることを提案したくて書いてみました。

ご飯の食べ過ぎで皮疹が生じる場合には、食べ方の工夫で症状が出なくなるなります。具体的な食べ方の工夫は病気になりにくい理想の食べ方をご参照ください。

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。