今時わざわざ消毒する医者の心理

夏井先生が傷口の消毒をしないことを提案していただいたおかげで、傷口は消毒しない方が明らかに早く治ることが知られていますが、今時患者さんに痛い思いをさせてまでしてわざわざ傷口を消毒する医者がいます。その理由と心理を考えてみます。

傷口を消毒すると治りが悪いことは試してみるとすぐにわかります。消毒しないことと比較するだけですぐに実感することができます。患者さんで試すことには抵抗があっても、自分や家族が怪我をした際に消毒をしない治療を試してみればその差は明らかです。

傷口を消毒しない医者には2種類います。一つは消毒しない方が早く治ることを知らない勉強不足の医者と、知っていてもわざと消毒する儲け主義の医者です。

知らない医者

今時傷口を消毒する医者はもしかしたら傷口を消毒しない方が治りが早いことを知らない勉強不足の医者なのかもしれません。知らないから躊躇うことなく傷口の消毒をすることができるのです。消毒しない方が早く傷が治ることを知らない医者の心理は、消毒しないという選択肢を知らないのですから何も考えていません。

傷口を消毒しない方が早く治ることを聞いても、自分の常識と照らし合わせてあり得ない考え方としてシャットアウトしてしまうのです。頭が堅い医者という表現がわかりやすいのかもしれません。

自分のプライドが邪魔をして受け入れられない医者もいるのかもしれません。

知っていても消毒する医者

消毒しない方が早く治ることは知っていても、あえて消毒する医者もいるようです。
わざわざ消毒する医者の心理は、自分のことしか考えておらず、儲けのために消毒をするのです。
何故なら消毒しない方が早く治ってしまうため、儲からないのです。そんな医者がいないことを祈っていますが、自分の儲けのためにわざと治りにくくして、長く治療するために患者さんに痛い思いをさせてまでして消毒をしているのです。
治りが悪い方が通院回数が増えるため、儲かるのです。そして消毒と称して何度も通院を促すことができるのです。

この点では抗生物質を処方しない医者の心理に似ているのかもしれません。

消毒は二重の負担

消毒は痛みを伴います。痛みを伴う治療であっても治すために仕方がないと思うからこそ患者さんは痛みに耐えるのです。しかし現実には消毒は痛みを強いるだけで治るのは遅くなります。治りを遅くするためにわざわざ消毒をするのです。知らないだけなら仕方がないかもしれませんが、治りが遅くなることを知っていてわざと消毒する医者はたちが悪いと思います。何故なら治りが悪いため経済的負担も強いることになります。痛みという負担を強いるだけでなく、治りが遅くなり通院回数が増えることで経済的負担を強いることになるのです。その目的が医者の儲けとわかっていても、わざわざ消毒に通う患者さんはいないでしょう。

消毒をしない方が早く治ることを知らない無知なだけの医者であっても、勉強不足で二重に負担を強いられる必要はないと私は思います。

今時傷口を消毒する医者は、勉強不足か儲け主義のため出来れば避けることをお勧めします。近くに消毒しない医者がいないがいないのであれば仕方がありませんが、近くに消毒をしない医者がいれば、消毒をする医者を選ばない方が二重にお得だと私は思います。痛みがない上に早く治ります。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。