漢方薬を使う医者は宗教家に似ている

私は基本的に漢方薬は使いません。何故なら効果が一定しないからです。漢方薬を製造している製薬会社の人と話をしても、有効率という効果の因果関係を示してはくれません。私が使う漢方薬は、飲んだ人の約半分の方に効果が期待できるという数少ない有効率らしきものがわかっている漢方薬を使うのみです。

効く確率すらわからない薬を信じて使うのは宗教に似ていると私は考えます。何故なら裏付けのある信用できる薬ではなく、裏づけなくただ信頼して飲む薬という意味だからです。信用ではなく信頼で成り立つのは科学ではなく宗教です。だから漢方薬を使う医者は、宗教家に近いと私は考えます。不確かな物事を信じることが出来るという点で宗教に近いと思うのです。確かなものと不確かな物事との違いは再現性です。

漢方薬の製薬会社がやる気さえあれば、有効率を出すことは比較的容易だと思います。何故なら他の製薬会社は有効率を提出してはじめて認可がおりるからです。漢方薬だけ有効率が出せないということはないでしょう。私はその有効率が10%でも20%でも良いと思います。現在の西洋医学は対症療法に過ぎず、治療法がない病気に対して10%でも20%でも効果があるのであれば存在意義はあると思います。他の治療の有効率が0%なのであれば、10%や20%は大したものだと思うからです。
にも関わらず製薬会社が有効率を出そうとしないのは、有効率が低いと保険診療から外されてしまうからだと私は考えます。

どの程度効くとも言えず、漢方薬を処方出来る医者は、自分は宗教を信じているからその宗教を広める宗教家と変わりありません。

信じる者は救われると私は考えているので、漢方薬を飲んでおられる方を否定するつもりはありません。効果がある方は飲まれれば良いと思います。少なくとも漢方薬を飲んで害がないのであればやめなくても良いと思います。
しかし21世紀にもなって作用機序はおろか、有効率すら出せない(出さない)薬を使う医者は、科学者ではないように思います。

ましてや漢方薬など使わなくても、食事の仕方を提案するだけで多くの病気を治せることが分かった今となっては、漢方薬を処方する医者と私は会話が成り立たないでしょう。

ちなみに私は有効率を出さない時点で漢方薬は保険適応から外すべきだと考えています。漢方薬を飲むこと自体が一種の宗教と同じなのですから、保険を使う必要はないと考えています。全額自費で効果を信頼して薬を飲むと良いと思います。ましてや副作用の心配が少ないのであれば、医者がわざわざ処方しなくても良いと考えます。

専門医は病気を治さない?治せない?

様々な病気に対して専門医という制度があります。例えば糖尿病の治療に対しては糖尿病専門医、高血圧の治療に対しては高血圧専門医、皮膚病に対しては皮膚科専門医という制度です。
学会が一定の診療レベルを認定する仕組みのため、少し前までは専門医の有無が患者さんにとっては医者を選ぶ目安になっていました。少し前までというのは、今では専門医は既得権益を守るために病気を治さないための方法を模索している組織かもしれないからです。

糖尿病に関しては炭水化物が人類を滅ぼすに糖尿病専門医と病気の関係が書いてありますので読んでみてください。一言でいえば糖質を控えるだけで糖尿病を予防でき、治すこともできます。糖尿病は糖質依存症に過ぎないのです。しかしそんなことが広まると糖尿病という病気が無くなって、糖尿病専門医が生活に困るため患者さんには糖質を食べることを推奨しているという現代の会談のような恐ろしい話です。

高血圧は塩分を控えることで改善が期待できますが、糖質依存と塩分依存の共依存に陥っていることを理解している人が少ないため減塩に苦労するのが現実です。しかし糖質依存から抜け出すことで塩分依存も抜け出すことができるため味覚が変化することで、過度に塩気を求めることがなくなるため容易に減塩することができるようになります。糖質依存による糖質の過剰摂取で肥満を生じるため、肥満による高血圧も改善が期待できます。糖質を控えることで高血圧が治るのですが、そんなことになっては専門医の意味がなくなるので減塩は言っても糖質を控えることは言わないのです。

皮膚病の多くも糖質一度に摂り過ぎ症候群に過ぎず、糖質を控えるだけで多くの病気が治ります。しかし専門医の人達は最後まで受け入れないでしょう。そんなことで治ってしまわれると自分達の存在意義がなくなってしまうからです。

専門医の人達は病気を治したい訳ではないと思います。治療がしたいのです。専門医の中にも病気を治したいと考えている医者も少しはいるとは思いますが、大半の医者は自分達の生活と自己満足のために治療をしたいのだと思います。そのため病気を食事で治す方法があっても、最後まで信じようとはしないでしょう。何故なら食事で病気が治ってしまえば、自分達の存在意義を失うからです。自分達が専門医であり続けるために病気を治そうとはしないでしょう。これまでと違う食事は危険だとして、必死で抵抗することでしょう。

私が現時点で知っている食事(糖質回避)で治せる病気は、2型糖尿病、高血圧、花粉症などの各種アレルギー疾患、アトピー性皮膚炎ニキビ(尋常性ざ瘡)、円形脱毛症などの各種自己免疫性疾患や膠原病、イボ(尋常性疣贅)などの慢性感染症、子宮頸がんなどの腫瘍性病変など多岐にわたります。原因不明で何らかの形で免疫が関わっている病気は糖質依存から抜け出すだけで免疫が正常化することで改善が期待できます。

多くの医者は病気を治したい訳ではありません。治療をしたいのです。
食事による病気を生じる病態を知らない勉強不足で治せないのか、商売のために治さないかのどちらかです。
特に専門医は何年もかけて資格をとっています。その資格が患者さんの食べ方一つで無意味なものになってしまうのです。そんな食べ方は必至で避けてもらおうとすることでしょう。

病気を避ける理想の食べ方により病気を避けることをお勧めします。
少し前までは病気は病院で治療するしか選択肢がありませんでした。その医者を選ぶ一つの目安が専門医という制度でした。しかし病気の本当の姿がわかってきた今、専門医を受診することが必ずしも正しいとは限りません。
もしかしたら専門医を受診したら病気になる!と言われる時代が来てしまうかもしれません。急を要さない病気であれば、まずは糖質回避あるいは病気を避ける理想の食べ方をしてみましょう。それでも治らなければ病院を受診することをお勧めします。
ただし現在食事制限を伴う病気で治療中の方は主治医に相談することをお勧めします。食べ方と薬の加減の相談にのってくれない医者であれば、正に上記の医者だと思います。他の医者にかかる方が良いかもしれません。
食事を変更する際、糖尿病治療中の方は低血糖を生じる可能性があるため、いきなり糖質0にせず徐々に糖質を減らすようにしてみてください(糖質依存の場合糖質を少しだけ食べると余計食べたくなるのですが・・)。

果汁100%ジュースとコーラ、病気になるのは?

患者さんと話をしていてふと気づいたことがあります。
それはジュースを飲む人が多いことです。そして果汁100%ジュースだから大丈夫という思い込みがあるようです。そこでジュースの選び方として書いた内容を書き方を変えて記事を書いてみようと考えました。結論を先に言えば果汁100%ジュースでもコーラでも糖質の入っているものは病気を引き起こす可能性があります。そのことを書いていきます。

私の考えている理屈からすると糖質を摂ると病気を引き起こします。しかも一度にたくさん摂ると症状を引き起こします。糖質が足し算になり一度にたくさん摂ると症状を引き起こすようです。そこで糖質一度に摂り過ぎ症候群という疾患概念を提案しています(当初は糖質一度に食べ過ぎ症候群としていましたが、飲み物でも引き起こすことがわかったため糖質一度に摂り過ぎ症候群に変更しました)。

タイトルの結論は果汁100%ジュースは糖質が入っているため問題です。コーラは砂糖入りのものは病気を引き起こし、糖質0のものは病気を引き起こしません。コーラとしたのは身体に悪そうなイメージがあると考えたため、たとえとして出してみました。コーラの砂糖入りと砂糖なしの比較映像を見ると明らかですが、砂糖が入っているものを一度にたくさん摂れば糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こします。

自然のものが安心・安全で、合成したものは危険という考え方があります。自然のものでも糖質や砂糖は明らかに様々な病気を引き起こします。そもそも果物で病気を引き起こしている人もたくさんおられます。その一つのきっかけが果汁100%ジュースです。果汁100%だから大丈夫というのは自然のものなら安心という幻想にすぎません。砂糖が入っていないコーラが絶対安全かと言われれば、その保証を出来る程の知識は今の私にはありませんが、少なくとも砂糖・果糖の入ったジュースが病気を引き起こすのは明らかです。

果物は身体によいというのは残念ながら幻想だと私は思います。糖質同様毒ではないとは思いますが、少なくとも摂り過ぎると病気を引き起こすものだと理解することをお勧めしています。その果物を絞った果汁100%ジュースも同様です。飲み過ぎれば糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こすきっかけとなります。ご注意を。
ちなみに水分補給にはスポーツドリンクという誤解もあります。糖質の入ったジュースは糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こす可能性があります。詳しくはジュースの選び方をご参照ください。

いじめで中3女子自殺でわかったこと

いじめで中3女子自殺に思うに書きましたが、その後わかってきたことがあります。

残念なことに教育委員会がいじめを隠そうとしていたことがわかってきました。
中学校はいじめの事案にあたると報告を上げていたにも関わらず、教育委員会がいじめはなかったという結論を議決したそうです。少なくともいじめを疑う物証があるにも関わらず事実を局解しいじめはなかったということにしたかったようです。
第三者委員会のメンバーが、いじめはないが保護者の意向により念のため第三者委員会を設置したという趣旨の発言をされていました。

いじめがなかったと判断を示す根拠を示す議事録はほとんどが黒塗りで公表されたようです。逆に言えば表に出せない理由でいじめはなかったことにしたということです。

人々の行動には必ず目的がある(目的論)ので、教育委員会がいじめを隠そうとした目的を考えてみます。考えられることは二つです。ただのことなかれ主義かいじめそのものを隠す目的があるかのどちらかです。

ことなかれ主義の場合、いじめはなかったことにすれば後の対策は必要がないため楽だから、いじめはなかったで片付けようとしたのだと思います。誤魔化していればそれで済むと考えたのかもしれません。

いじめそのものを隠す目的の場合、これはあくまでも仮説ですがいじめをした人間が教育委員会のメンバーの家族だった可能性を考えました。教育委員会の仲間の家族を守る目的でいじめを隠したのではないかと私は疑ってしまいます。教育委員会のメンバーの家族が問題のあった中学に在籍していたかどうかは調べればわかることです。そのようなことがないことを祈っています。

いずれにしても教育委員会は何らかの目的でいじめを隠そうと考えたのです。隠しきれないとわかった為、いじめを認めたに過ぎないようです。

対策はいじめで中3女子自殺に思うに書きましたが、いじめがあることを前提にすることです。いじめがあるのは仕方ないから重大な問題になる前に対策をとるようにすることです。いじめはあってはならないものという前提に無理があるようです。医療界においてもミスはあってはならないものという考えから、ミスは起こり得るから小さなミスから重大なミスを避ける知恵を見いだす仕組み(ヒヤリハット)を導入しています。
教育界も早くいじめを失くす仕組みを作り上げてほしいですね。

亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今回の問題が、今後いじめで亡くなる人がいなくなる足がかりになることを祈っています。

主食を食べない血糖値推移 ~血糖値持続測定~

日頃私は糖質を食べない食生活を送っています。
当初の目的はダイエットでしたが、たまに糖質を食べると睡眠の質が悪くなるためダイエット成功後も引き続き糖質を食べない食生活をしています。
血糖値持続測定を行うことで、糖質を食べると睡眠の質が悪くなる理由が発覚しました。私の場合糖質を食べた反動で睡眠時低血糖を生じていたのです(参考:私の不眠の原因は低血糖!不眠の原因は再び低血糖)。食事と低血糖の関係から、私の場合糖質を食べて一気に血糖値が上がったにも関わらず、その後糖質を食べない夜中に低血糖を引き起こしているようです。昼間や夕方に糖質を食べるなら夜も食べなければ夜中に低血糖を引き起こす可能性が高まるようです。このことに気を付けながら糖質を食べるようにしています。
今は自分の身体で血糖値の変化を調べる実験しているため糖質を食べています。

逆に糖質を食べない血糖値をあげておきます。

主食を食べない血糖値の推移

面白くないくらい真っ平らです。
日頃から朝食は摂りませんが、昼夜は食べています。主食であるお米やパン、麺類は食べず、おかずだけ食べています。

この日の実験は夜食後3時間してからアイスクリーム二個を食べましたが多少上昇する程度で目に見えて血糖値が上昇することはありませんでした。

主食を食べなければ血糖値は上昇しないことがはっきりとわかりました。
アイスクリームを2個食べれば多少上昇する程度です。この程度であれば反動で低血糖を引き起こすこともありませんでした。

血糖値においては主食が大敵のようです。
お米、パン、麺類でどのように血糖値の違いが出るかも調べてみたいと思います。
これまでわかっているのは、同じランチメニューでお米とパンでの血糖値の違いです。お米の方が上昇しました。重さがそろっていないのでいずれはお米とパンの重さそ揃えて実験してみたいと思います。

食欲とは戦わない。戦っても勝てない

私は様々な病気を避けるために糖質回避という考え方を提案しています。糖質を出来れば避けるという回避を提案するのであって、人の食べ物を制限したりはしていません。しかし人から制限された気になってしまい、困っておられる方がおられます。特に食べ方に苦労されているのは、食欲と戦い我慢している方です。食欲と戦っても勝てはしません。何故なら人類は進化の歴史において、食欲に打ち勝つことで生き延びてきたのです。私は食欲と戦わないことを提案しています。

食欲とは戦わない

食欲とは戦わず、お腹が空けば食べるのです。
ただし糖質回避を行い食べるものを選ぶことを提案します。
糖質を避けると食べる量を我慢しなければいけないと錯覚を起こしてしまう方がおられるため、お腹が空けば食べ物を選んで好きなだけ食べればよいことを提案しています。

ダイエットにおいても食欲とは戦わないことです。そもそも人間には太らない仕組みを備えたはずです。その人間が太ってしまうのは糖質を食べすぎ、糖質依存に陥り糖質に対する自己抑制がきかなくなるためです。糖質依存から抜け出せば太らない仕組みが働くため、痩せるのは当然のことです。一般的なダイエットとは食べ物の量を我慢することです。しかし太る仕組みは糖質の食べ過ぎと分かった今では、糖質を避けてしまえばお腹いっぱい食べても痩せることができます。何故なら糖質依存から抜け出すことができるからです。糖質依存から抜け出せば胃が小さくなった感覚、少量の食べ物でお腹がいっぱいになる感覚を感じます。物理的に胃が小さくなる訳ではなく、糖質依存により脳が騙されているのです。満腹に対する設定値が狂わされているため、胃袋の物理的な大きさ限界まで食べて満腹を感じるのです。本来の満腹は胃袋の物理的限界の8割程度で感じるようです。腹八分というのは本来満腹を感じるべき病気になりにくい食事量を経験的に知っていたのかもしれません。

糖質による病気を避けるためでも、ダイエットのためでもお腹が空いてしまえば食べることです。小腹が空いた際には卵、チーズ、ソーセージ、枝豆、ナッツ等をお腹いっぱいになるまで食べることをお勧めします。間違って糖質を食べてしまうと、少し食べただけで余計お腹が空いてしまうことがあるため注意が必要です。

塩辛い物を食べさせると薄味を食べなくなる理由

子供や赤ちゃんに塩辛い物を食べさせると薄味の物を食べなくなるため濃い味付けを食べさせてはいけないと言われることがあります。迷信なのか医学的に正しいのか考えてみます。一言でいえば医学的に正しいと私は考えます。その根拠を書いていきます。

塩分依存

以前から提唱している糖質依存に続き塩分依存という概念を提唱しています。濃い味付けに慣れてしまうとは、塩辛いものに耐えられるだけでなく、塩分に必要以上に快楽を感じてしまい塩分依存に陥るのです。糖質依存では糖質に対する自己抑制が出来ない状態です。食欲に対する設定値が変わってしまうため、強い空腹感という禁断症状に悩まされます。塩分依存とは塩分に対する自己抑制が出来ない状態です。必要以上に塩気を求めてしまうのです。言い換えると味覚が変わってしまうのです。塩味の設定値が変わってしまうようなイメージです。

塩分依存に陥ると、普通の味付けの塩味が足らないように感じてしまいます。既に味付けがされているにも関わらず、更に塩や醤油をかけて食べるようになります。

子供や赤ちゃんの場合には通常の味付けを受け入れなくなります。

対策

糖質依存の対策と同じです。糖質を少しだけ食べると余計糖質を食べたくなってしまいます。糖質依存から抜け出すためには、食べるか食べないかはっきりすることです。中途半端に食べると余計食べたくなるため、逆効果です。

塩分依存の対策は塩気のない食べ物で慣れることです。恐らく出汁の旨味で味付けすることが正解だと思います。塩分依存から抜け出すことが出来れば、再び塩分を摂っても差し支えありません。

塩分依存に陥ることを避けるためには、塩辛い食べ物を連続して食べ続けないことです。

薄味を全く受け付けなければ、塩辛い味付けから少しずつ塩味を薄くして慣れていくしかありません。

経営のために治療をしたい医者

医者同士では半ば常識ですが、世間一般では余り知られていないのが経営のために治療したい医者がいるということです。保険診療では平均の入院期間が長いと入院単価が下がり、平均入院期間が短いと入院単価が上がる仕組みになっています。そのため患者さんの希望に関わらずとにかく早く退院するようにしています。患者さんのために退院を促す訳ではなく、経営のために退院してもらいたいのです。確かに入院していると患者さんは楽なので、その状態に依存させないために早く退院を促す側面はあるとは思いますが、退院を迫る大半は口にはしないものの患者さんのためではなく経営が理由でしょう。逆に医学的には外来で可能な治療を念のためとして、わざわざ一泊入院にするのは経営のための治療の最たるものでしょう。開業医は治療が経営に直結しているので理解しやすいのですが、勤務医も経営のための治療をすることがあります。その目的は売り上げを上げることです。何故なら勤務先の病院から売り上げを求められるのです。国公立の病院でさえ医者に売り上げを上げることが求められているのです。

命に関わる悪性疾患で医者が治療を勧めるのは当然ですが、悪性疾患ではないにも関わらず治療を勧める医者には注意が必要です。治療の目的が患者さんの健康のためではなく、経営のためであるかもしれないのです。実際知人から相談されたことがあります。良性疾患にも関わらず医者から手術するように強く迫られたものの、手術をしたくないと考えていると。事情を聞くと確かに良性疾患でも最悪の事態に陥り感染症を引き起こすと命に関わる可能性はある状態でした。しかし緊急性は全くありません。現在感染もありません。にも関わらず二週間後に手術をします。同意してくださいという説明だったそうです。大袈裟に言えば感染する可能性があり、場合によっては死ぬこともありますから今は症状はないけど盲腸の手術を予防的にしましょうということに近い発想です(盲腸の手術とは正確には虫垂切除のことです)。確率の問題で、相談を受けた知人の場合、正確には予防的虫垂切除よりは感染症に至る可能性が高いとは思いましたが、必ずしも手術が必要とは思えません。少なくとも2週間後に手術を急いでするべき理由は患者さん側にはなかったはずです。では何故か?医者が手術したいのです。その目的は医者は手術がしたいのでしょう。病院は治療費を得たいのでしょう。医者と病院の経営者の利害は一致しているので誰も異を唱える人はいないのでしょう。そんな理由で手術を勧められている患者さんはたまったものではありません。結局その知人は手術を断り1年が経ちますが元気です。

治療費が直接自分の収入に結びつかない勤務医ですら上記の状態です。ましてや治療費が自分の収入に直結する開業医では、更に露骨な経営のための治療を行うことになります。通院の継続を強要したり、患者さんのためではなく経営のために不必要な薬の継続を強要したりします。患者さんのために薬を出していると言い訳をするために、製薬メーカーがスポンサーで仕上げた論文を根拠にして処方していることもあるようです。経営のために治療しているかどうかの一つの見分け方は、患者さんを怒るかどうかです。怒る目的は医者が自分の思い通りにならないと儲からないからです。患者さんのためを思って怒るというのは、論理のすり替えに過ぎません。頼んでもいないのに患者さんのことを考えていると言い訳して、病気で困って受診している患者さんを怒るのは儲けの為だと考えると理解しやすいと思います。

別の開業医に一般的には治らないことが常識の病気を治していると伝えると、真顔で「儲からないから困るじゃない?」と言われました?正直この人は何のために医者をしているんだろうと考えました。

2型糖尿病ですら治る時代です。アトピー性皮膚炎ニキビや花粉症は当たり前に治ります。しばらく病院に通っても病気が治らない場合、医者が治せないのではなく経営のために治さないのかもしれません。治らなくて困っていれば別の医者を受診してみることをお勧めします。経営のために治療をしたい医者ではなく、病気を治したい医者を探しましょう。

いじめで中3女子自殺に思う

いじめにより中3の女子生徒さんが自殺されたそうです。
心よりご冥福をお祈りいたします。

1年半前の出来事ですが、今週になり自殺と認定されたことで話題になっています。
その経緯に問題があると考え、書いてみることにします。

いじめについて

動物同士でもいじめがある(参照:動物がイジメをする理由)ため、動物の一種でもある人間にいじめがあることは仕方のないことです。いじめがあってはいけないという考え方をしているために、いじめがあると隠すようになってしまうのです(参照:いじめを学校が隠蔽する理由)。
動物でもいじめをするのですから、動物よりも知能の高い人間がいじめをしてしまうことがあるのは仕方のないことです。かといっていじめを容認するわけではありません。視点の問題です。いじめをあってはいけないものではなく、あることが当たり前のものと考えることが大切だといいたいのです。
あってはいけないものだから隠すから、あることが当たり前だから対策を考えると視点を変えるのです。いじめがあることが当たり前なので、いじめを見つけて解決することに主眼をおくのです。あってはいけないものであれば、あれば隠そうとしてしまうのです。いじめがあることが当たり前であれば、見つけて解決したことを褒めるのです。そのように視点を変えることでイジメを減らすことができると私は考えます。

今回の問題点

死後1年半経過してから教育委員会は自殺と認めたそうです。
問題点としては新たな事実が出たことではなく、対応に不備があるため家族が文部科学省に問題定義したことで教育委員会が指導を受けた結果速やかに判断が変わったのです。同じ情報により指導され判断が変わったということは、つまり隠蔽していた証拠ということです。
第三者委員会の調査でもいじめはなかったという結果にも関わらず、文部科学省の指導だけで判断が変わってしまうことにも問題があります。
つまり第三者委員会が第三者ではなかった証拠のようです。

いじめはないことにするけど調査していますというのが第三者委員会だったようです。いじめを隠すという結論を決めてから行動していたように見受けられます。

私なら教育委員会に判断が変わった目的を聞きます。これまで1年半にわたりいじめがなかったことになっていたにも関わらず、突然いじめが出現した理由です。その後いじめがなかったことにしていた目的、いじめと認めた目的を聞きます。

いじめの対策

いじめがあることを前提に対策を考えることが必要だと思います。医療分野では人的ミスがあることを前提にミスを失くす仕組みを構築しています。ミスがあってはいけないではミスを隠してしまいます。隠していてはミスは失くせません。ミスがあることを前提に、ミスを繰り返さないために工夫するのです。ヒヤリハットという仕組みです。ヒヤリとした瞬間やハットした瞬間などミスに至らなくてもミスに至る可能性があることに気付けば情報を共有し、再発防止策を事前に対策するのです。ヒヤリハットの仕組みの秀逸なところは、ミスをした人が責められる・責任を取らされることを目的とせず、取り返しのつかないより大きなミスを防ぐことを目的としていることです。

いじめがあることを前提に、いじめを見つけだし対策したことを褒める仕組みを作るのです。多くの場合いじめをした本人にはいじめをした自覚などありません。いじめをしない、いじめを出来ない仕組みを作ることを目的にいじめの疑いがあることを情報として共有するのです。
いじめをした人を責める仕組みではなく、いじめをしないあるいは出来ない仕組みを作り上げるです。
学校の先生が自分の学校ではいじめはありませんと胸を張っていますが、いじめはあってはいけないので無いことになっています。つまりいじめは見つけませんということと区別がつかないのです。
学校の先生が自分の学校では10件のいじめ予備軍、2件のいじめ認定がありましたが生徒たちが転校することなく無事解決しました。2件のいじめは残念ですが、大事に至らず良かったです。今後はいじめ予備軍の間に発見できるように仕組みを更に工夫します。という報告が望ましいと私は思います。

私は通報システムを作るべきだと思います。いじめ予備軍でもいじめ、いずれでも本人が不快に感じた時点で学校とは別の組織に通報できる仕組みにするのです。別組織にする目的は隠蔽できないようにすることです。そしていじめの認定があればいじめられた人間が転校するのではなく、最悪の場合いじめをした生徒を転校する仕組みにするのです。そうすればいじめる側の生徒は転校したくない心理が働くため、自然といじめをやめる方向に仕向けることができると思います。

いじめはあってはいけないものから、いじめはあるから大事になる前に対処するものという認識を改めることこそが大切だと考えます。

最後にもしいじめられている立場の方がこのサイトを見られた場合を想定して、究極の解決策を書いておきます。いじめのある集団から逃げ出すことです。死ぬ思いをしてまで集団に所属し続ける必要はありません。逃げ出しましょう。そして逃げ出す手助けをしてくれる人をさがしましょう。
逃げ出しても追いかけてこられるかもしれないと不安になるかもしれませんが、追いかけてこられたらその時点で新たな逃げ方を考えましょう。

 

6月1日からのビール値上げに思う

今日6月1日から色々な物が値上げされる中、ビールも値上げされるそうです。アルコールを飲まない私としては全く影響はありませんが、ふと思ったことがあるので書いてみます。

その値上げの理由が釈然としません。販売数に応じた販売奨励費を原資に値引きを行う激安店があるため、値引きをしないように指導するそうです。誰の為の値上げか釈然としないのです。通常の酒屋さんのために値上げするように見えてしまいます。以前書いた組織票のために、今回は酒屋さんの投票を促す政策が実現したように思えてなりません。だかは組織票が政治を歪めると私が考えているのです。

もし不当廉価販売であれば公正取引委員会が取り締まるべきだと思います。仕入れ価格よりも安く販売しているのであれば不当廉価販売と言えるのではないかと思います。

値上げ云々よりも販売奨励費自体を廃止するか、税金をかけている共通項としてタバコのように値引き販売を禁止するのが公正な気がします。少なくともメーカーからの卸価格は全て同額にし、販売奨励費を廃止するべきではないでしょうか?販売奨励費がなくなると販売価格は企業の考え方次第だと思います。

21世紀にもなって物事が論理的に進まないのは情けないことだと私は思います。そろそろ政治を私利私欲から切り離し、合理的に進めて欲しいものですね。