騙される人と騙されない人の違い

世の中には騙される人と騙されない人がいます。当然誰もが自分は騙されないと思っているのですが、残念ながら騙される人がいるのが現実です。騙される人と騙されない人の違いを考えてみます。

騙されるとは?

騙されるとは、相手が自分が利する目的をもって錯誤により損をすることです。多くの場合お金を損しますが、場合によっては時間を失ったり立場を失ったりします。

騙される人と騙されない人の違い

欲の有無

騙される人と騙されない人の違いは一言で言えば欲があるかどうかです。欲の無い人は基本的に騙されたりはしません。欲といってもお金を求める金銭欲だけとは限りません。地位や名誉を求める名誉欲もありますし、食欲や性欲なども利用されることもあります。儲け話による詐欺が典型的な騙しです。名誉欲を刺激する話では、架空の引き抜きの話を用意し部長や役員に取り立てるなどの騙しの手口があるようです。

騙そうとする人達が厄介なのは、困っている人を助けようとする欲を利用する輩までいることです。善意の心を持っている人を騙すのですから、タチが悪いと私は思います。

概念の有無

別の要素は騙されるかもしれないと知っているか知っていないかです。騙す人がいるという概念を持っている人は騙される可能性が極めて低くなります。何故なら騙されるかもしれないから、騙されていないかチェックするからです。それでも巧妙な手口だと騙されてしまいますが、全く知らない人と比べると騙されにくくなります。

振り込め詐欺という概念のない人に対して啓発しているのは、振り込め詐欺という犯罪があると知ってもらうことで騙されにくくするのです。騙す人が電話を使って接触してくるということを知ってもらうことに意味があるのです。

知識不足

知らないことを鵜呑みにしてしまう人は騙されてしまいます。何故なら知識不足だと物事が正しいかどうか判断がつかないからです。知識不足だと物事の整合性が検証出来ないのです。

騙されないために

騙されないためには欲を失くすことが一番です。欲が無ければ基本的に騙されたりはしないでしょう。しかし実際には欲を捨てる悟りの境地に達することは困難です。そのためには欲を刺激するような不自然に得する話には警戒することです。現実的な対策は欲をかかないことです。儲け話には裏があると肝に銘じることです。私は不自然に得する話は、その仕組みを確認するようにしています。その仕組みが納得出来るものであれば騙しではないでしょうが、その仕組みが曖昧だとどこかに騙しの手口が仕込んであるとわかります。

騙す人がどこにでも潜んでいることを理解しておくことです。どれだけ信用している人でも、もしかしたら騙そうとしているかもしれないと気をつけることです。

他に出来る対策は出来るだけ知識を深めることです。とはいえ世の中の全てのことを知ることなど不可能です。現実的な対策は知らないことには手を出さないことです。

これらに気をつけるだけで、騙される人から騙されにくい人に変わることが出来ます。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。