塩分を楽しむ料理

世の中には塩分を楽しむ料理があります。具体的には味噌汁やスープなどの汁物、漬物や明太子・塩鮭などの塩漬けのことです。料理ではありませんが、塩を楽しむお菓子にはポテトチップスやじゃがりこなどがあります。

世間一般では塩分の摂り過ぎは身体に悪いとは思われてはいますが、塩分の摂り過ぎで発症すると指摘されている具体的な病気は高血圧くらいです。しかし塩分の摂り過ぎで多くの病気を発症することがわかってきました。

味噌汁を2日連続で飲んだだけで症状が悪化した方もおられました。

塩を楽しむ料理がある理由

塩分が多い料理のある理由

味噌や漬物や明太子など塩気の多い料理があります。その理由は塩漬けが冷蔵庫などの保存手段がなかった頃の保存手段だったからです。そのままでは腐ってしまう食べ物を季節をこえて食べるための知恵として、仕方なく塩漬けにしていたのです。

冷蔵技術が発達した現在、わざわざ塩漬けにする必要はありません。敢えて塩漬けにして食べるのは人間の身体の特徴によるものです。塩を求める人が多く、売れるので作るという具合です。

人間の身体の特徴

そもそも塩は人間の身体に必ず必要なものです。ほとんど塩分の含まれていない野菜だけを食べる場合には塩として塩分を摂取しなければ生きてはいけないでしょう。しかし人間の身体に塩分が含まれているように動物の身体にも塩分が含まれています。つまり動物の肉を食べるこもである程度塩分は摂取出来るのです。その証拠に狩猟採取生活をしている人達で塩を全くとらない部族もいるそうです。

長年特殊な環境で塩をとらないことに慣れた人達以外は、何らかの形で塩をとるように進化しています。他の食事同様身体に必要だから、塩気を美味として感じるように進化しています。

塩気は美味だからこそ多くの人が求めてしまうのです。かつては塩は貴重で手に入りにくかったため、通常摂り過ぎることはありませんでした。

しかし人間の知恵の蓄積により塩を安価に大量に作り出すことが出来るようになり、好きなだけとることが出来るようになってしまいました。

本来なら摂り過ぎを抑えるために塩辛いと感じることで、摂り過ぎない仕組みがあるはずです。しかし糖質依存における糖質の場合と同様に依存の仕組みが働いて、塩分依存に陥っているのです。

味噌汁が好きでやめられない方や、漬物や明太子が大好きな方は塩分依存の可能性が高いと思います。何も病気がなければ構わないとは思いますが、何らかの病気でお悩みであればこれら塩分を楽しむ料理は控えてみることをお勧めします。塩分は当たり前過ぎて誰からも疑われていないだけで、様々な病気を引き起こしているからです。

塩分を楽しむ料理との付き合い方

塩分の摂り過ぎは高血圧だけでなく様々な病気を引き起こしてしまうようです。であれば塩分を楽しむ料理自体控える方が良さそうです。下手に減塩をしようとして少しだけ塩分を摂ると、余計塩分が欲しくなってしまいます。それこそが塩分依存の怖いところです。丁度糖質依存において、糖質を少しだけ食べると余計お腹が空くのと同じです。

塩分を楽しむ料理は控える方がお得です。少なくとも毎日塩分を楽しむと病気になる確率が高まります。どうやら塩分が免疫機能に異常を来すようです。免疫が関わる病気でお悩みの方は、塩分を楽しむ料理は控えるようにしましょう。

塩分によって引き起こされる病気は既にいくつか見つけていますが、全て免疫の関わる病気です。時期をみて公表していきたいと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。