血糖値スパイクのもう一つの原因

血糖値スパイクの本当の原因に書きましたが、血糖値スパイクの本当の原因は糖質だけ食べることだと考えています。水分を摂取すると更に上昇するようです。もちろん糖質だけを食べても血糖値スパイクの起こらない耐糖能の高い人もおられますが、血糖値スパイクの起こる人達の多くが糖質だけを食べているのではないかと思います。

糖質と糖質以外の物を食べても血糖値スパイクを起こすことがあるため、血糖値スパイクにはもう一つ原因があることを書いておかなければいけないと考え、もう一つの原因について書いておきます。

血糖値スパイクのもう一つの原因

血糖値スパイクのもう一つの原因は食べ方です。血糖値スパイクを起こす食べ方とは糖質と糖質以外の食べ物をそれぞれ食べ終わってから別々に食べることです。血糖値スパイクの起こる原因である糖質だけを食べず、せっかく糖質と糖質以外の物を一緒に食べても、それぞれ別々に食べてしまうと血糖値スパイクを起こしてしまうことがあります(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違いカップラーメンと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。先に唐揚げを食べてからおにぎりを食べた場合、血糖値の上がり方が遅くなるだけでピークの値は変わりませんでした。それぞれ別々に食べた場合胃の中で混ざらないことが原因のようです。当初『意味』がわかりませんでした。おにぎり2個と唐揚げでは予想通り下がった食後血糖値がおにぎり1個と唐揚げでは食後血糖値が下がらないので非常に混乱しました。しかし後で考えてみると上がり方が緩やかなだけでピークは大して変わりませんでした。おにぎり2個と食べてから唐揚げを食べても、ある程度しか混ざってはいなかったようです。おにぎり1個を食べてから唐揚げを食べた場合ではおにぎり2個食べてから唐揚げを食べた場合より高くなってしまいました。後で食べたことが悪かったかと考えて、唐揚げを先に食べてみましたが、血糖値の上がり方が緩やかになっただけで、唐揚げを食べていない場合とほぼ同じ血糖値まで上昇しました。どうやら先に消化吸収されただけで遅れて吸収されてしまったようです。

具体的な血糖値スパイクを起こす食べ方とは、お弁当で野菜を含めたオカズを全て食べた後でふりかけでご飯を食べる食べ方です。先に野菜から食べる食べ方も同時に食べるより食後血糖値は上がりますし、肉から食べる食べ方でも同時に食べる食べ方より食後血糖値は上がります。

血糖値スパイクを避ける食べ方

一方でおにぎりと唐揚げを同時に食べる食べ方をすると食後血糖値は上がりにくくなりました。同時に食べるとは胃の中で混ざるように口の中で混ぜる食べ方です。具体的には唐揚げを食べて口の中にあるうちに、おにぎりを食べて口の中で混ぜる食べ方です。

同様に野菜から食べる食べ方は必ずしも正しくないことがわかりました(参考:おにぎりとサラダの食べ方による食後血糖値の違い)。

糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べると、胃の中でも糖質と糖質以外の食べ物が混ざるため、食後血糖値が上がりにくくなります。その糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べる理想の食べ方を自然に出来る食べ物がサンドイッチです。特にセブンイレブンのたまごサンドは糖質割合が絶妙なためか、私の場合3回試してみても食後血糖値が上がりませんでした(参考:たまごサンドイッチの食後血糖値 3回目)。かといって糖質の方が糖質以外よりも多い、つまり糖質割合が高いと同じサンドイッチでも食後血糖値は上がってしまいます(参考:セブンとローソンのたまごサンドの食後血糖値の違い)

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。