日本に住んでいて心から良かったと思うこと

私は今日本に住んでいますが、残念に思うこともありますが、心から日本に住んでいて良かったと思うことがあります。今回はそのことについて書いてみたいと思います。

他にもあるかもしれませんが、今回日本に住んでいて良かったと思うのは銃に関してです。現在の日本には銃はほとんどありません。そのおかげで銃を使った犯罪はほとんどありません。合法的な銃は狩猟向けと競技用を除けば、警察官、海上保安官、自衛官が待つだけです。日本の治安を守る人達だけが銃を持つことで治安が維持されています。

つい先日某国で元高校生が銃の乱射により10人以上の人が亡くなりましたし、少し前には同じ国でコンサートの会場に向けて自動小銃が乱射され50人以上の人が亡くなりました。

合法的に銃の所持が認められている某国では、誰が銃を持っているかわからないため自衛のために自分も持つという悪循環が起こっています。みんなの心の平静が保たれていれば良いのですが、多くの人が銃を持てば持つほど、心の平静を保てない人が銃を手にしてしまう確率が高まります。その点で私は非常に怖く思うのです。

物事を合理的に考えれば、規制に動くのが当然でしょう。現在の仕組みでは心の平静が保てる人だけが銃を手にできる訳ではないため、少なくとも許可制などの仕組みが必要なはずです。

某国が歪んでいると思うのは、銃の普及を推進する団体が政治に対して影響力が大きく、政治家が規制に動けないことです。政治家が政治家でいるために、選挙に勝てる政策を推し進めるという、民主主義の限界を表すものだと思います。そして本気で銃の規制を口にする政治家が出てくれば、欲に目のくらんだ人達に抹殺されてしまうかもしれません。政治家としての抹殺か命の抹殺かはわかりませんが、いずれにしても政治家としての人生に危険が及ぶため、政治家達も口にすら出来ないようです。

ましてや大統領が教師の銃の武装化を推奨するのは、銃の普及を推進する団体へのリップサービスのように思えてしまいます。

合理的に考えれば、通常の銃ではなくテーザー銃(離れた人に発射出来るスタンガン)を推奨するはずです。学校内で犯人を射殺する必要はなく、行動を止めることが出来れば良いからです。わざわざ通常の銃を推奨するのは、喜ぶ人達がいるからでしょう。合理性が歪んだ国に住んでいなくて良かったと思うのです。

日本でも非合法に銃を持っている人もいるとは思いますが、国内にある銃の数は某国にある銃の数に比べると圧倒的に少ないと思います。日本に住む誰もが、交通事故の心配はしていても銃に撃たれて死ぬことは微塵も考えてはいないでしょう。そのことを日本に住んでいて心から良かったと思うのです。

某国は圧倒的な武力により他国に対しては強くても、国内に火種を抱えてしまっているように思います。

あらゆる武器の必要ない世の中が早くやってくるといいですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。