糖質制限ブーム、ライスを残されて困る飲食店

糖質制限(私は糖質回避という考え方を提唱しています)ブームで、ライスを残されて困る飲食店があるようです。インターネット上にもありましたし、テレビでも放送されていました。

飲食店が本当に困っているなら単品を基本とし、わざわざライスを注文する仕組みにすれば良いだけです。それをせずライスを断る仕組みをとるのは飲食店側に基本的にはライスを注文してもらい利益が欲しいからでしょう。ライスを残されて困るのであれば、ライスを残されない仕組みを考えれば良いのでは無いでしょうか?その知恵を出さず、ライスを残されて困るでというのは、勝手に困っているように思います。

そもそも人類が糖質を食べ過ぎているのです。その食べ過ぎを本来の姿に戻す過渡期で混乱しているだけです。にもかかわらず、ライスわ残されて困るというのは、物事を考えていない飲食店だと公表するようなものです。

肥満の原因一つとっても糖質の害は明らかです。糖質回避が広がるのは当然の流れです。そもそも主食という食べ方に問題があるようです。そのことに多くの人達が気付いてきただけのことです。

ライスを断らず残すことが問題とのことですが、残す人は糖質制限していることを知られるのが恥ずかしいそうです。食べることが普通だと考えているので、恥ずかしいと思うのです。食べることで肥満をはじめ多くの病気を引き起こすことを考えれば、糖質を食べることこそが異常なのです。異常なこと(糖質を主食として食べること)を避けるのに、恥ずかしい思いをする必要はありません。主食を普通に毎日食べている人達は、糖質の害をまだ知らないだけなのです。もしくは糖質依存から抜け出せないだけです。過渡期だから混乱しているだけなのです。

糖質回避をする者としては、ライスを残されて困るのではなく、ライスを残されない仕組みを考えて欲しいものです。ライスを残されて困ると言っている飲食店は糖質回避している人達は避けるようになると思います。困ったままでいると淘汰されてしまうかもしれません。

糖質依存を抜け出すことでわかること

糖質依存から抜け出すことでわかることがあります。逆に言えば糖質依存から抜け出さなければ、なかなかわからないことでもあります。何故なら糖質依存とは、脳が糖質によって騙されているからです。騙されたままだと冷静な判断が出来ないのです。

糖質依存から抜け出すとわかること

糖質依存から抜け出すことが出来れば、糖質の害を客観的に理解することが出来ます。糖質を食べていると当たり前だったことが、当たり前では無かったことに気付くことが出来ます。気付くことは人によって様々です。糖質依存によるものは多くの人が実感するでしょう。私は糖質を食べ過ぎると睡眠の質が悪くなることがわかりました。糖質依存が当たり前の状態では、糖質依存ではない状態は想像すら出来ないのです。睡眠に関しては私だけかもしれませんが、「いつものパンがあなたを殺す」の著者は小麦によってうつ病やADHD、認知症を発症するとしているので、糖質が睡眠に何らかの影響を与えるとしてもおかしな話ではないのかもしれません。これは糖質依存から抜け出すことで初めてわかったことです。
糖質依存から抜け出すと、お腹が余り空かなくなります。そもそも強い空腹感が糖質依存の禁断症状だからです。禁断症状が無くなるので余りお腹が空かなくなるのです。空腹感を我慢していると、空腹感がピークをこえる不思議な感覚がありますが、ピークをこえた後の空腹感しか感じなくなるのです。

糖質依存から抜け出すことが出来れば、自分がいかに糖質に振り回されていたかを実感することが出来ます。例えばお腹が空いて我慢出来ないからコンビニに駆け込んでいた自分に気付くことが出来ます。そしてコンビニで手に取るのは糖質です。正に糖質依存の禁断症状によって行動が左右されていたのです。食事をすることを一番に考えて行動してしまっているたことを実感することが出来ます。糖質依存から抜け出せば、大してお腹は空かなくので、食事のことは最優先することではなくなります。

糖質依存から抜け出すことで、肥満やアトピー性皮膚炎、ニキビなどの様々な糖質の害を受け入れることが出来るようになります。糖質依存に陥っているとなかなか糖質の害を受け入れることが出来ないのです。害があることがわかっていてもなかなかやめられないタバコやアルコールと同じです。タバコやアルコールという依存対象のことをやめたくないがために、冷静な判断が出来ないのです。ましてや薬物は犯罪だとわかってはいても、なかなかやめられないのは薬物に対して冷静な判断が出来ないからです。糖質依存に陥っていると同じようなことが起こっているのです。

糖質の害を指摘されても必死で否定する人達がいますが、そもそもその人達が糖質依存の状態なので糖質に対する冷静な判断が出来ず、議論が噛み合わないのは仕方のないことです。

お腹が空いて仕方なく人は糖質依存だと思います。糖質回避により糖質依存から抜け出すことをお勧めします。私とは違う何かを見つけることが出来るかもしれません。

ダイエットの良し悪しの議論は無意味

ある月刊誌を読んで驚きました。
未だにダイエットの良し悪しの議論をしています。
実践者がどれだけいて、どれだけ効果があるのかが書いてあります。何故痩せることが出来るのかという理屈ではないので驚きました。
あたかも様々なダイエット教があり、それぞれの教えと獲得信者数を比べているようです。何故痩せることが出来るのかはわからないけど、痩せた人がいるから信じようという宗教に似たところがあるようです。

そもそも太る原因糖質依存なのですから、痩せるなら糖質依存から抜け出すことです。ダイエットしながら糖質を食べるのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。ダイエットするなら何よりもまず太るである糖質依存から抜け出すことです。つまり糖質回避が一番のダイエット法であり、他のダイエット法は何らかの働きにより一時的に偶然痩せただけに過ぎません。その証拠に多くの場合、リバウンドしてしまいます。糖質回避により糖質依存から抜け出せば、再び糖質を食べ始めなければリバウンドすることはあり得ません。

ちなみに糖質回避により糖質依存から抜け出すことで、禁断症状である強い空腹感はなくなります。糖質回避により胃が小さく感じるのも糖質依存から抜け出すからです。

結論として糖質回避以外のダイエットは、効果があるとしても偶然あるいは一時的なことが多いようです。糖質依存から抜け出すことが出来れば痩せますし、抜け出すことが出来なければいずれ本能に負けてリバウンドしてしまいます。人間が太るのはそれ以上でもそれ以下でもありません。まだこれらの理屈が理解出来ていない人達がいることに驚きます。

糖質回避出来ないことこそが糖質依存による一症状である、糖質に対する執着です。執着している物に対して冷静な判断が出来ないようです。ダイエットの論争は無駄です。生暖かい目で見守ってあげましょう。

腸内細菌と肥満と糖質依存の関係

腸内細菌とは人の腸内に生息している細菌のことです。無数の細菌が人のお腹の中にいるのです。非常に興味深いことに肥満のマウスの腸内細菌を肥満ではないマウスの腸内に移植すると、太り始めて肥満になるらしいのです。つまり腸内細菌の種類により太ってしまう可能性が示唆されます。ここまでは事実のようです。

腸内細菌と肥満の関係(仮説)

太る人と太らない人がいるのも腸内細菌の違いと考えれば、納得のいく部分があります。もしかしたら家族で肥満が多いのは、遺伝よりも腸内細菌を共有するからなのかもしれません。何より若い頃は痩せていても歳をとるに従って肥満の人が増えるのは、肥満を誘発する腸内細菌を獲得するからだと考えると遺伝よりも納得がいきます。何故なら遺伝で太るのであれば、肥満になる人は若い頃から肥満になるはずです。現実には肥満の人の割合が年齢と共に増加することが遺伝では説明がつきません。

年齢を重ねると共に肥満の人の割合が増えるのは、肥満を誘発する腸内細菌を獲得した人が増えると考えると説明がつきます。

少なくとも肥満を誘発する腸内細菌を獲得すると肥満になることは事実のようですが、肥満の人全てがその腸内細菌を獲得しているかどうかはまだわかりません。他の理由で太ることもあるのかもしれません。

ある種の腸内細菌が肥満の悪化因子ではなく根本原因であれば、肥満を引き起こす腸内細菌を駆除しなければ肥満は解消出来ないことになります。

肥満と糖質依存の関係

肥満の原因は糖質依存だと私は考えます。糖質依存は強い空腹感という禁断症状まである状態です。禁断症状である証拠に空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚を経験します。空腹感が禁断症状でなければ、排尿・排便しないおさまらない尿意や便意と同様に、食べない限りおさまらないはずです。現実にピークをこえる感覚を経験することこそが禁断症状である証拠です。

糖質依存による糖質の過剰摂取により肥満を来すのだと思います。禁断症状により頻回に糖質摂取を繰り返します。糖質を少し食べると余計お腹が空くという不思議な感覚も糖質依存の一症状です。少し食べるとお腹いっぱいになるまで食べ続けてしまうことで太るのです。糖質依存により本来なら満腹と感じる量をこえて食べてしまいます(過剰摂取)。糖質回避をすることで糖質依存から抜け出すと、過剰摂取がなくなるため食べる量が減ります。このことが胃が小さくなったと感じる理由です。実際に胃が小さくなる訳ではなく、本来の胃の大きさで満腹だと感じるようになるだけです。

糖質回避をすることで糖質依存から抜け出すことができます。糖質依存から抜け出すと禁断症状である空腹感を余り感じなくなります。糖質依存を抜け出すと、空腹感を我慢しているとピークをこえた後に残る空腹感だけを感じるようになります。

糖質回避をすると痩せるのは、太る原因である糖質依存から抜け出すからです。そのため再び糖質依存に陥らなければ、リバウンドすることもありません。

腸内細菌を入れ替えなくても糖質回避を行うだけで肥満から抜け出すことができるので、腸内細菌が根本原因ではなさそうです。(糖質回避をすると肥満を来す腸内細菌がいなくなる可能性は完全には否定出来ませんが、現時点では可能性は低いと思います)

腸内細菌と糖質依存の関係

腸内細菌により肥満が引き起こされることから、腸内細菌により糖質依存が引き起こされる可能性が考えられます。

腸内細菌により糖質依存が引き起こされる機序として考えられるのは仮説の域を出ませんが2つ考えられます。一つは腸内細菌が糖質を生み出す可能性、もう一つは腸内細菌が脳を刺激する物質(依存を誘発する物質)を作り出す可能性です。

腸内細菌が糖質を生み出すとしても、他の生物では行われているので人間で起こっても不思議ではありません。腸内細菌が糖質を生み出す生物とは草を食べて生きることの出来る草食動物とシロアリです。本来なら人間には消化出来ない食物繊維から糖質を作り出すことの出来る腸内細菌が棲みつくことで、食物繊維から糖質を生み出すことが出来るとすれば辻褄が合います。血糖値が下がることで禁断症状を引き起こすことから、血糖値が上昇することで脳が依存状態に陥るのは間違いないでしょう。腸内細菌がこのような機序で糖質依存を引き起こしているのかもしれません。

腸内細菌が脳を刺激する物質を作り出すというのは、可能性を考えるだけで現時点では突拍子もない仮説だと思います。少なくともそのような細菌が存在するかどうかも知りません。もし腸内細菌が作り出す物質により人間の行動が変わるとすれば、腸内細菌に人間が操られていると言っても過言ではないでしょう。

現実的には上記の食物繊維から糖質を作り出す細菌によって糖質依存が誘発される説の方が可能性は高いと思います。腸内細菌により糖質依存が引き起こされるもすれば、人間が腸内細菌により操られているといえるのかもしれません。

もしかしたら肥満の人の腸内細菌が食物繊維を糖質に変えることがわかるかもしれません。真実は今後明らかにされていくでしょう。

糖質の害を人々がなかなか認識出来ない理由

糖質の害は明らかで議論の余地はありません。議論の余地はないのですが、糖質の害がなかなか浸透しないのは多くの人が糖質依存に陥っているからです。言わば糖質依存が当たり前の依存社会で、糖質依存の状態がベースとなっているからです。糖質を減らすことや糖質を摂らないことが理解出来ないのです。

糖質依存の見分け方

糖質依存かどうかを見分ける簡単な方法があります。お腹が空いて我慢出来るか出来ないかです。我慢で蹴ればそれ程強い糖質依存ではないかもしれません。我慢出来なければ糖質依存で間違いないでしょう。

空腹が我慢出来ても、ピークをこえて空腹が治るようならやはり糖質依存です。

何故なら空腹感が糖質依存の禁断症状だからです。禁断症状でないのなら、ピークをこえるような感覚には決してなりません。尿意や便意は排尿・排便しなければ、おさまらないのは禁断症状ではないからです。禁断症状ではないと仮定すれば、空腹感は食べるまでおさまってはいけないのです。ピークをこえて空腹がやわらぐ時点で禁断症状確定です。禁断症状があるのですから糖質依存に間違いないでしょう。更に詳しく糖質依存の診断基準と照らし合わせるのであればこちらをご参照ください。

多くの人が糖質依存

糖質依存の状態から糖質の害を認識することは非常に困難です。アルコール依存症の患者さんに対してアルコールの害をいくら説明しても理解してもらえないことに似ています。またはニコチン依存症の患者さんにタバコの害をいくら説明してもなかなか理解してもらえないことにも似ています。もともとは命の危険を冒してでも手に入れたいという依存の心理に陥っているので、受け入れがたいのです。

依存状態から依存対象に対して冷静な判断は出来ません。つまり糖質依存の状態で糖質のことについて冷静な判断は出来ないのです。だから糖質の害がなかなか浸透しないのです。

アルコールやタバコの害は健康被害があるかもしれないのでやめておきましょうです。起こるか起こらないかは現時点ではわからないので余計やめにくいのが現状です。しかし糖質の害は糖質を食べ過ぎた結果、害が生じています。つまり因果関係が成り立つのです。ここで注意が必要なのは糖質依存で糖質を食べても無症状の人もいることです。糖質依存なら必ず何らかの害がある訳ではありません。害がある人は必ずと言っていい程食べ過ぎているのです。

このサイトで紹介している糖質の害は糖質を控える(糖質回避)だけで簡単に認識出来るものから数カ月控えることで認識出来るようになるものまで様々です。糖質依存から抜け出すことで初めて糖質の害を認識出来るようになります。

肥満や各種アレルギー、自己免疫性疾患の方は糖質回避をお試しください。これまで良くならなかったのが嘘のように実感出来るかもしれません。

様々なダイエットで失敗する理由

私も含め多くの方がダイエットの失敗を経験されたことがあるも思います。多くの人が様々なダイエットで失敗するにはきちんとした理由があります。単純な理屈なのですが「ダイエット 失敗 理由」で検索してみても、正確に説明しているページは見当たりませんでしたので、改めて書いてみます。

ダイエットで失敗するのは糖質を食べながら、ダイエットするからです。人間の本能にそぐわない方法だからです。そもそも太る原因糖質依存、つまり糖質の過剰摂取な訳ですから、糖質を食べながらダイエットするのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。アクセルが糖質を食べるこも、ブレーキがダイエットです。下り坂で止まらないと思っていたら自分でアクセルを踏んでいたらということです。まずはアクセルを緩めること、つまり糖質を控えるダイエットのみ正解です。他のダイエットは糖質依存から抜け出さない限りいつかはリバウンドしてしまうのです。

ダイエットをしたいなら、まず糖質依存から抜け出すことです。糖質依存から抜け出せば、余りお腹も空かなくなります。そもそも強い空腹感は糖質依存の禁断症状なのですから、糖質依存から抜け出せば禁断症状が無くなるのは当然のことです。

様々なダイエットで失敗する理由を別の角度から考えてみます。これまでのダイエットは食べる量の我慢でした。意識していれば我慢も出来ますが、体重が減ってくると身体は飢餓状態と錯覚してしまいます。脳は飢えていると誤解するので、食欲を刺激して必死で食べさせようとします。意思の強い人は我慢し続けることが出来ますが多くの人は我慢の限界をこえてしまいます。これまでの我慢の反動でどうにでもなれ効果により大失敗してしまうのです。

糖質回避こそダイエットの真髄です。いくらブレーキを工夫しても、アクセルを緩めなければ止まりません。他のダイエットはブレーキでしかないのです。アクセルを踏んでいる限り、ブレーキを緩めると太るのは当然です。

議論の余地は無いと思います。御一考ください。

一度食べ始めると止まらなくなる理由

一度食べ始めると食べることが止まらなくなることがあります。大してお腹が空いていた訳でもないのに食べるのが止まらなくなるという不思議なことが起こります。

これは糖質依存の一つの症状です。少し食べると余計お腹が空くのと同じ理屈です。少し食べることで血糖値が少し上昇すると条件反射で、多めにインスリンが分泌されます。ちょうど美味しそうな物を見ると条件反射で唾液が出るのと同じような原理です。多めに出たインスリンに反応して血糖値がかえって下がります。その結果お腹が空いた感覚により止まらなくなるのです。

このような原理で食べ始めると、途中で止まらなくなるのです。途中で食べるのをやめることが出来れば、糖質依存ではないことがわかります。恐らく条件反射が起こらないのでしょう。

アルコール依存の方が少しでもアルコールを飲むと止まらなくなりますし、ニコチン依存の方がタバコを吸うと止まらなくなるのと同じです。依存の心理により、止まらなくしてしまうのです。

対策としては、少しだけ食べるくらいなら、いっそ食べないことです。

糖質回避をする際にご飯(お米)を少しだけ食べるとご飯が止まらなくなるので、ご飯を食べないことです。ご飯の量を減らすよりもいっそご飯(お米)を食べないようにする方が楽なのも同じ原理です。

肥満 自制心が足らないから知識が足らない認識へ

一般的に太っているのは自制心が足らないと思われています。しかし肥満糖質依存による糖質の過剰摂取が原因です。自制心が足らない訳ではありません。つまり糖質に対する知識が足らないだけなのです。

糖質制限(糖質回避)をすると痩せるのは、そもそも太った原因である糖質を避けるのですから当たり前といえば当たり前です。実際には糖質制限することで糖質依存から抜け出すことが出来るので、過剰摂取が無くなります。過剰摂取により食べ過ぎていた食事量が、身体に応じた適正な食事量に戻るため痩せるのです。食事量が減ることを胃が小さくなると表現する人もいます。

糖質をやめるのは無理だと思う人は、糖質依存ならではです。ニコチン依存の人がタバコをやめられないのと同じですし、アルコール依存の人がお酒に執着するのと変わりありません。

糖質を避けるだけでお腹いっぱい食べることが出来るので、ダイエットの際の食欲の我慢は過去の話です。糖質依存から抜け出すまで糖質を避けるだけで良いのです。一生糖質の我慢が続くという錯覚により糖質をやめにくく感じてしまいますが一時のことです。糖質依存から抜け出すまでの期間は人それぞれです。早ければ3日ですが、2・3週間の人もいれば1か月以上糖質依存から抜け出すのに時間がかかる人もいます。その期間は糖質を我慢するだけです。糖質以外はお腹いっぱい食べても良いので、食欲の我慢がありません。

糖質を回避して糖質依存から抜け出すことをしない他のダイエットは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。太る原因である糖質を食べながら、他のダイエットで痩せようとしてもなかなか痩せられないのは当たり前です。リバウンドは痩せたことを身体が飢餓状態と錯覚するので食欲が増すことで起こります。糖質回避は元々お腹いっぱい食べているので、糖質を食べ始めない限りリバウンドすることがないのです。

自制心が足らない訳ではない

糖質依存により食べることが止まらなくなります。糖質を少し食べると余計お腹が空くという不思議な感覚がありますが、これも糖質依存の一症状です。糖質を少し食べると条件反射により、インスリンがいつものように大量に分泌され血糖値がかえって下がるため余計お腹が空くようです。自制心が足らない訳ではないのです。パブロフの犬のような条件反射が原因なのです。

糖質を食べる満足感が、次の満足感を求め続けて食べることが止まらなくなります。人類の進化の歴史の上で命を懸けて食べ物を取りにいくために身につけた依存の心理に陥っているのです。命の危険に打ち勝って食べ物を取りにいく程の心理ですから、自制心では抑えきれないのです。本来なら10分目で満腹と感じるはずが、物理的に胃に入らなくなる13分目程度まで食べることでお腹がはち切れそうになるのです。その依存の心理が無くなるから13分目も食べることは出来ず、本来満腹と感じる10分目しか食べるのとが出来ないので、無理無く痩せることが出来ます。

糖質を避けることで糖質依存から抜け出すことが出来れば、簡単に痩せることが出来る知識を実行するだけで良いのです。

自制心が足らない訳ではなく、糖質に対する正しい知識が足らないだけなのです。

糖質依存の考え方は間違いありません。糖質回避を受け入れるか受け入れないかではありません。いつ糖質回避を始めるかです。10年後には糖質の正しい知識が広まり、糖質依存の人が減ると私は思います。

糖質制限をすると胃袋が小さくなる理由

糖質制限(私の主張する糖質回避)をしていると胃袋が小さくなるという不思議な感覚を感じます。その理由を解説します。

実際に胃袋が小さくなる訳ではありません。小さくなったように錯覚を起こすのです。

そもそも糖質依存によって本来の胃袋の大きさをこえて食べ過ぎていたのです。糖質制限によって糖質依存から抜け出すことが出来たので、糖質依存によって過剰摂取していた分が無くなっただけのことです。その証拠に余りお腹も空かなくなります。強烈にお腹が空くこと自体が糖質依存の禁断症状だからです。糖質依存から抜け出せば強烈にお腹が空くこともなくなります。空腹を我慢していると余りお腹が空かなくなるのが、禁断症状である証拠です。禁断症状でないならば、尿意や便意のように排尿・排便しない限り次第に強まり続けるはずです。しかし強い空腹感はピークをこえる感覚を味わいます。

糖質を食べなくなって胃袋が小さくなったと感じる胃袋の大きさが本来の適切な大きさです。身体の調子が悪くなって食べられなくなる訳ではありません。糖質依存という異常な状態が解消され、正常な状態に戻っただけです。

糖質依存による過剰摂取

肥満の原因は糖質依存による糖質の過剰摂取です。人は余りにも当たり前に糖質を主食として食べているので、糖質依存の自覚がないことがほとんどです。そのため本来の胃袋の大きさを知ることなく育って今に至っているのです。太っているのであれば何割か過剰摂取していることがわかります。その過剰摂取分が無くなるため、胃袋が小さくなる感覚を感じますし、当然のごとく痩せるのです。ただそれだけのことです。

いわば糖質に騙されて食べ過ぎているのが当たり前になってしまっているのです。その異常な状態から抜け出すことが出来るのが、糖質回避という考え方です。食べ過ぎて太っているので食べ過ぎをやめれば痩せていきます。糖質の食べ過ぎであって食べ物の食べ過ぎではないので、タンパク質・脂質だけを食べるようにすればお腹いっぱい食べていても痩せていきます。糖質による騙しが無くなるからです。

人の感違いを受け流す余裕を持とう

人は誰でも勘違いするものです。感違いは自分ではなかなか気付くことが出来ません。感違いに悪気は無いのですから怒っても仕方がありません。人は誰でも何がしかの勘違いをしています。自分も他人も。

勘違いとは事実と異なることを正しいと思い込んでいることです。

勘違いを指摘して無理矢理訂正したりやり込める必要はありません。何故なら勘違いは間違っているのですから、間違いに気付いた時点で恥ずかしい思いをするのは相手です。場合によっては教えてあげても良いかもしれませんが、相手の思い込みが激しいと聞く耳を持ってもらえません。お互い嫌な思いをしても損なのでそっと受け流すようにしましょう。

中には死ぬまで勘違いに気付かない人もいますが、それはそれでその人は幸せだと思いますのでそっとしておきましょう。

勘違いの具体例

例えば信号の見間違いで交差点に進入した車を思い浮かべてみて下さい。勘違いで青信号だと思い込んで進入していますので、歩行者が横断しているはずがないと思い込んでいます。歩行者は青信号を渡っていれば、車が来るはずがないと思い込んでいます。ここに齟齬を生じ事故に至ります。今回のケースでは歩行者が運転手の勘違いを受け流すために、横断歩道の信号が青信号でも左右の確認をすることです。特に効果を発揮するのが、車の右左折においてです。運転手は巻き込み確認を行いますが、歩行者や自転車が死角に入っていると誰もいるはずがないと思い込んで交差点に進入します。人がいるはずがないという心理的な死角にもなるので、人を巻き込んでも本当に気付かないこともあるようです。右左折をする車が自分がいないと勘違いしているかもしれないと予測しておくのです。あらかじめ予測していれば止まらず進んでくる車にいち早く気付くことが出来、車を避けることが出来ます。運転手さんの勘違いを受け流すことで、自分の命を守ることが出来るのです。

糖質の勘違い

何でも糖質の話に持ち込んでいる気もしますが、事実多くの方が勘違いしているので書いてみます。

糖質の害は明らかですが、まだ知らない人は勘違いしているのです。糖質回避・糖質制限が危険だと主張される方もおられます。これまで当たり前に食べている主食が悪い訳がないと。そのように主張される方の多くが糖質依存に陥っておられます。依存対象をやめたくない言い訳に糖質回避の危険性を主張されているだけです。糖質をやめることに害があると思われているのですが、実は糖質依存による勘違いの主張なのです。糖質の害を説明して説得しようとせず、まだ知らないんだとして受け流しましょう。糖質制限が危険だと言っている人も10年もすれば勘違いに気付く日がやってきます。勘違いに気付いて恥ずかしい思いをするのは相手なんですから、今は受け流しましょう。

少なくとも糖質の害に関しては明らかで、受け入れるか受け入れないかではありません。いつ勘違いを受け入れるかです。真実は一つなので生暖かい目で見守ってあげましょう。