演繹(えんえき)法で確認する

新しい考え方が正しいかどうかを確かめる方法には演繹法と帰納法があります。演繹法とは証明方法の1つで、あることを仮定して矛盾がないかを調べることです。矛盾が1つでもあればその証明は成り立ちませんが、矛盾がなければ正しい可能性が高いと考えられます。
もしある事柄が正しいと仮定したら問題があるかどうかを試す証明方法です。
全ての事柄を検証する方法・帰納法での検証が困難な場合に有効な検証方法です。
ある事柄の真偽が不明な場合、もし正しいと仮定すると問題が無いか確かめるもので一つでも矛盾があれば仮定の間違いが判明します。
逆に正しければ、様々な検証をしても矛盾は見つからないはずです。
言わば矛盾が見つかるまでの仮免許のような検証方法です。
ただし命がけの検証は行うべきではありませんので、安全性を考えた上で実行するべきです。
例えば傷口の消毒の是非。
傷口を消毒しない方が良いと仮定する。
試しに傷口を消毒しない
  • 傷口が悪化するなら消毒する方が良い。
  • 悪化しなければしてもしなくても良い。
  • 早く治ればしない方が良いとわかる。
試し方の前提条件として、似たような傷(原因や状態)で比較する必要があります。
例えば糖質に人類の多くが依存しているかどうかを検証もしてみると良いかもしれません。