不眠症の一つの原因が糖質

不眠症の原因はいくつかあるとは思いますが、一つの原因は糖質のようです。
少なくとも私の場合、不眠の原因は糖質です。日頃私は糖質を食べることはありませんが、たまに食べると睡眠の質が悪くなります。具体的には入眠時間より3時間以上前に大量に食べると入眠障害を起こします。逆に入眠時間直前に食べると入眠障害は起こしませんが、夜中に目覚めてしまいます。
この事実から原因を考えてみますが、糖質を食べることにより血糖値が上昇し何らかの不都合を起こすようです。脳細胞のタンパク質にブドウ糖が糖化し脳活動のノイズを起こしているのでないかと考えています。

私の場合夜糖質を食べると睡眠の質が悪くなるため、日頃糖質は食べないように気を付けています。
基本的に糖質を食べるのは多少睡眠の質が悪化しても良い休みの前日にしています。
血糖値が上昇することで睡眠の質が悪化するので、昼間に食べる方が良いようです。

私の場合糖質を食べる日と食べない日があるので、違いが明確になります。毎日糖質を食べていた頃には気づくことのできなかった事実です。
小中学生の頃不眠で悩んでいましたが、寝る前に大量にご飯を食べていたからかもしれません。

不眠で悩んでいる人は夜糖質を食べると勿体無いかもしれません。
もしよかったらお試しください。

糖質ではなく、不眠の原因が小麦だと主張している先生がアメリカにおられます。アメリカでは小麦が糖質の大半なので小麦と言い切っても問題ないのかもしれませんが、日本ではこむ小麦以外にも様々な糖質があります。そのため日本では糖質が不眠の原因として考えると私は間違いないと思います。よかったら読んでみてください。(参考文献:いつものパンがあなたを殺す

もしかしたら「いつもの糖質があなたをじわじわ殺す」のかもしれません。

不眠でお悩みの方は、夕食の糖質を控えてみることをお勧めします。

人工甘味料で太る人と太らない人の違い(仮説)

一説によると人工甘味料を摂ることでかえって太ってしまう人がいるそうです。
私が読んだのは人工甘味料を含むジュースを飲むとかえって太ってしまうという話です。その話には理由や解釈は書いてはありませんでしたが、人工甘味料入りのジュースによる太るという事実が書いてありました。
にわかには信じがたい事実ですが、事実だとすればと考えてみました。理屈自体は人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きました。恐らく人工甘味料により太る人と太らない人がいると思われるため、その違いを考えてみたいと思います。

詳しくは人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きましたが、人工甘味料では理論上は太らないはずです。何故なら人工甘味料は人間の身体には栄養にならないからです。人工甘味料を摂ることで太ることが事実だとすれば、何らかの太ってしまう仕組みが働くはずです。そもそも人類が太ってしまうのは糖質依存による糖質の過剰摂取です。であれば、その糖質の過剰摂取の引き金を人工甘味料が引いてしまうと仮定する人工甘味料によって太る可能性も理解できます。であれば、太る人は糖質依存の人で、しかも人工甘味料によって糖質の過剰摂取が引き起こされる人のようです。

糖質依存

糖質依存とは糖質中毒のことで、糖質を食べることに依存してしまう状態です。自分で摂取量をコントロールすることが出来ない状態のことです。糖質に騙されてしまうことで、糖質を食べすぎてしまうと理解しやすいようです。ちなみにみんなが気づいていないだけで糖質依存・糖質中毒には強い空腹感という禁断症状まであります。禁断症状の証拠は、空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚を経験することです。禁断症状でないと仮定すれば、食事をするまで空腹感は持続するはずです。時間の経過とともに空腹感が軽減することが禁断症状の証拠です。

糖質の過剰摂取

人は自分の意思で行動しています。しかし様々な物事に操られていることがあるのです。その一つが依存という心理状態です。依存対象によって操られてしまっているような状態です。元々は人類が生き延びるために有利に働いた衝動買いを引き起こす心理が、先人の知恵の結集により生存することに困らなくなった現代社会において様々な依存という問題を引き起こすようになったのです。その糖質依存の心理が糖質による過剰摂取を引き起こしてしまいます。元々は食べ物を得ることが困難だった太古の昔、次にいつ食べることができるかわからなかったことから、無理をしてでも今食べるように脳が促すのです。糖質依存の状態では、胃の中に物理的に入りきらなくなるまで食べ過ぎてしまうのです。

人工甘味料を摂ることで糖質を摂りすぎる理屈

日頃から甘い砂糖を摂るこのに慣れている人は、甘いものを摂取した時点で条件反射により血糖値を前もって下げるようにインスリンが分泌されるのかもしれません。ちょうど日頃糖質を食べることに慣れていると、糖質を少量食べると続いて大量に食べると脳が錯覚してインスリンにより血糖値をあらかじめ下げようとする、糖質を少量食べると余計お腹が空く仕組みと似たような仕組みが働くのかもしれません。

日頃甘いものを食べている人は人工甘味料を脳が錯覚し、条件反射によりインスリンを分泌してしまうのかもしれません。この仮説の一番の証明は人工甘味料を摂ることで血糖値が下がるかどうかの確認ですが、今のところまだ確認できてはいません。次善の策としては、人工甘味料を摂ることでお腹が空くかどうかです。禁断症状が誘発されるようであれば状況証拠としては十分でしょう。

血糖値の関連ははっきりとはわかりませんが、もしかしたら人工甘味料を甘味として感じたにも関わらず、身体に糖が入ってこなければ反動で余計食べたくなる心理状態が引き起こされてしまうのかもしれません。

人工甘味料で太る人

・糖質依存の人
・日頃から砂糖を多く摂っている人(糖分依存

もしかしたら糖質依存だけでは人工甘味料を摂っても太らないかもしれません。日頃から甘いものを食べている糖分依存の人が人工甘味料を摂ると、満足できず結果として本物の糖質を食べすぎてしまうのかもしれません。

人工甘味料で太らない人

・糖質依存ではない人(禁断症状である強い空腹感を感じない人)
・日頃甘いものを食べない人

あくまでも私の頭の中で仮説なので現実には糖質依存や糖分依存でなくても、太る人がいるかもしれません。いずれにしても食べ方には注意しましょう。少なくとも日頃糖質を摂らなければ、人工甘味料を摂っても太るとは思えません。
そして害があるかどうかはわかりませんが人工甘味料に依存しないように注意しましょう。

GI値(グリセミック指数)の意味と問題点

低GIダイエットなる言葉まであるようなので、GI値(グリセミック指数)の意味と問題点をまとめてみたいと思います。

ウイキペディアによると

グリセミック指数 (glycemic index) とは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値である。食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。

だそうです。食品に含まれる糖質の量をブドウ糖と揃えて比較し、消化・吸収・インスリンの反応性を相対的に表すものです。

食品に含まれる炭水化物を50g摂取した際の血糖値の上昇具合を比較しています。つまり食品によって炭水化物を含む割合が異なるため、食品の摂取量が異なるものを比較した結果です。

問題点

学問的には比較するためには糖質の量を揃える必要があったのでしょう。しかし現実的には比較試料に含まれる炭水化物・糖質の量が同じになるためには、比較試料の重量が異なる状態での比較データということになります。

ウィキペディアによると

GI値は一食分あたりではなく「炭水化物50gあたり」の試料で比較するため、比較試料の重量にも気を付けるべきである。具体的には、ウドン約88g、ソバ約70g、砂糖50g、スイカ約660gを比較する事になる。炭水化物の非常に少ない肉類などは実質的に測定不可能である。例えば豚モモ肉は100gあたり炭水化物量が0.2gのため、およそ25kg摂取しなければ測定できない。絹ごし豆腐は100gあたり炭水化物が2gなので、おおそ2.5kg摂取しなければ測定できない。

一般的な認識からすると違う重さの食品を食べた状態での血糖値の上昇具合を比べても意味はないと思います。糖質が多く含まれていないものは、糖質が同じになるまで沢山食べて、比較することに意味を見出せません。

意味を持たせることが出来るとすれば、食品50gを食べた状態とブドウ糖50gを食べた状態とを比較して、血糖値の上昇具合を相対的に表すことだと思います。BS(血糖値)上昇指数とでもするべきです。

食べ物の量が異なるにも関わらず、食べ物の中に含まれている糖質の量だけをとらえて比較することが実生活に意味を見いだせるとは私は思いません。

GI値は糖質を多く含むお米やパンなどでは多少は参考になるかもしれませんが、元々糖質を含む量が少ない肉などでは全く意味のない数値となります。つまりGI値を見る際に元々の糖質の含有率を別に調べないと意味の判断がつかないのです。別の情報がなければ判断できない値に振り回される必要はないと思います。

GI値の目的はある食べ物がどれだけ血糖値を押し上げるかを知ることだと想像しますが、それならば食べ物の中で血糖値を直接押し上げるのは糖質だけなのですから糖質の量だけを参考にすればよいことです。GI値などという小難しい考え方など私は必要ないと考えます。糖質の含有量あるいは含有率を参考に血糖値の上昇しやすさを判断し、食べ方を検討することが合理的だと考えます。

GI値ではなく炭水化物・糖質の含有率を参考にするようにしましょう。糖質の含有量は多くの食品に記載されています。タンパク質・脂質との割合の高いものは血糖値を素早く押し上げます。逆に炭水化物・糖質の含まれる割合の低いものは血糖値を緩やかに上昇させます。それだけのことです。

人工甘味料のジュースで太る理屈(仮)

人工甘味料のジュースを飲むとかえって太ってしまうという報告があるようです。
砂糖が入っていないジュースを飲むにも関わらず太るという結果は、にわかには信じがたい結果ですが事実のようです。であれば、理由があるはずです。そこで今回は人工甘味料のジュースを飲むとかえって太る理屈をあくまでも仮説ですが考えてみます。

人工甘味料を摂ることで太るのであれば、人工甘味料により糖質を多く摂り過ぎてしまう仕組みがあるはずです。

元々人間が太るのは糖質依存による糖質の過剰摂取が原因です。糖質を食べなければ理屈の上では太らないはずです。人工甘味料であれば糖質ではないため太らないはずです。しかし太る人がいるのも事実のようです。
太る人は糖質依存の可能性が高いと思います。そこで糖質依存の人が人工甘味料のジュースを飲んだと仮定して太る理由を考えてみます。
人工甘味料のジュースを飲んだ場合、身体は糖質が入ってきたと誤解し条件反射でインスリンが分泌されるのではないでしょうか?本来であれば甘味を感じる場合には糖質が吸収されるため、血糖値が上昇するはずですが、人工甘味料では血糖値が上昇しないためインスリンの働きだけ発揮され血糖値が下がってしまうのかもしれません。血糖値の下がった結果として糖質依存の禁断症状である強い空腹感を引き起こし、糖質を食べ過ぎてしまうのかもしれません。ちょうど糖質を少量食べると余計お腹が空く状態に似ている可能性があります。
人工甘味料のジュースを飲んで太ってしまった人に、人工甘味料のジュースを飲むとお腹が空くかどうかを聞いてみるとよいと思います。もし人工甘味料のジュースを飲んでお腹が空くのであれば、人工甘味料と糖質を勘違いした条件反射により禁断症状が引き起こされたことで間違いないと思います。
そのような場合には糖質回避により糖質依存から抜け出すことをお勧めいたします。

もしくは糖質を食べたと脳が錯覚するにも関わらず、血糖値が上昇しないため満足感が得られず結局糖質を食べ過ぎてしまうのかもしれません。

人工甘味料のジュースにより太る人は、もしかしたら日頃から砂糖のジュースを飲んでいる糖質依存の人が、人工甘味料のジュースに切り替えた場合なのかも知れません。

砂糖入りのジュースを日頃飲んでいる人は、一旦ジュースを飲む習慣を無くし、条件反射を起こさないようにしておく方が良いのかも知れません。

糖質依存の方は禁断症状を誘発する可能性があるため、人工甘味料のジュースの飲み方に注意が必要なのかもしれません。

ジュースの選び方

患者さんとお話をしていると意外にジュースを飲んでおられる方が多くおられます。そこで先日は果物・お菓子の理想の食べ方を提案しましたが、今回はジュースの選び方について考えてみます。
ジュースを飲まれる方で特に多いのは子供さんや中高生ですが、大人でも野菜ジュースとしてジュースを飲まれています。そこで今回はジュースの飲み方を考えてみます。ジュースを飲んでも病気にならないのであれば本人の嗜好・好みの問題ですから私がとやかく言うことではありません。しかしジュースによって明らかに健康を害している人たちが大勢おられるのです。しかもそのことに本人達は気づいていないのです。炭水化物・糖質の食べ過ぎで病気になることを知らない人が多いのと同様に、ジュースで病気になることを知らないのです。

ジュースは飲まなくて済むなら飲まない方が良いのは果物やお菓子の場合と同じです。もしジュースを楽しむのであれば理想の飲み方があるので、そのことを提案していきたいと思います。

ジュースには2種類あります。
糖分・糖質の入っているものと糖分・糖質の入っていないものです。
病気に関係があるのは糖分・糖質です。つまり砂糖が入っているか入っていないかで明確に区別することができるのです。

極力糖分・糖質を避けるようにしましょう。

糖分・糖質の入っていないジュースを選ぶ

私が提案するのは糖分・糖質の入っていないジュースを飲むことです。この場合人工甘味料は入っていても構いません(人工甘味料の安全性には議論の余地はあるとは思いますが、代謝されず排尿されることを考えると危険性は低いと私は考えています。)

 

炭酸と香料のみのジュースも問題ないと思います。

コーヒーも同じです。砂糖の入っていないコーヒーを選ぶようにしましょう。

砂糖の入っているジュース

砂糖の入っているジュースは糖質という面では果物やお菓子と同じです。果物やお菓子とジュースが異なるのは、糖質が既に溶けてしまっているということです。果物やお菓子であればオカズから食べることで吸収を阻害出来る可能性がありますが、ジュースは速やかに吸収されてしまうでしょう。どうしても砂糖入りのジュースを飲ぶ場合のささやかな抵抗は一度に大量に飲まないことくらいでしょう。

果物ジュースも砂糖を加えていなくても、果糖が含まれているため糖分・糖質の通常のジュースと同じです。注意すべき点は野菜ジュースです。野菜だけなら良いかもしれませんが、果糖液糖が加えられていたり果物が加えられていたりして売れるように工夫されているのです。その売れる工夫こそが糖分・糖質なのです。野菜ジュースだからといって心理的に良いものを飲んでいるつもりで病気の原因になることもあるのです。

以下のビデオはジュース(コーラ)の砂糖を比較し視覚化したものです。

この砂糖が糖質として病気を引き起こしている可能性があるのです。しかも糖質や糖分には依存性があるため自分の意思では制御出来なくなってしまいます。詳しくは糖分依存・糖分中毒という概念をご覧ください。
ビデオからも砂糖の入ったコーラよりコーラゼロの方がよさそうです。
スポーツドリンクも砂糖・糖質が入っているので飲まない方が良いと私は思います。

ジュースの選び方・まとめ

ジュースは飲まないことを基本としますが、飲むのであれば糖質の含まれていないジュースにすることです。
やむを得ず糖質を含むジュースを飲む場合、一度にたくさん飲まないようにすることです。

最低賃金1500円デモに思う

最低賃金を1500円に上がるためのデモ行進が行われたそうです。様々な視点から賛否両論の議論が起こっているようです。私は最低賃金が1500円になったら大変だろうなと思います。経営者も大変ですが、労働者の方が更に大変です。その内容を説明したいと思います。

デモに参加した人は最低賃金が時給1500円になれば、自分も時給1500円になると思ってデモに参加しているのでしょう。万が一最低賃金時給1500円が実現した場合、残念ながら3人でしていた仕事を2人でこなすことになります。下手をすると1人でこなすことになるのです。つまり3人に1人か2人は仕事に就くことが出来なくなる世の中がやってくるのです。当然今のままでは1人でこなすことの出来る仕事量は限りがあるので、機械の助けを借りて生産性を上げることになります。逆に考えれば、時給1500円支払う価値のある生産性の高い人だけが雇われて、時給1000円相当の生産性の人は雇ってもらえない世の中になるだけです。

経営者はお金を支払う側ですから、そのことを今でも当たり前に認識しています。しかし労働者にはお金を支払う側の視点がないため、高い賃金を支払う必要があれば支払わなくて済む方法を模索するという視点が抜け落ちているのです。

時給1500円で1人雇うより、代わりに機械に出来る作業は任せてしまうことを考えます。機械であれば文句も言わずミスもありません。今のところ機械には代わりが出来ない仕事をしているとしても、最低賃金が高くなるのであれば機械化される圧力が高まります。開発費をかけたとしても機械に任せる方がトータルとして安上がりなのです。

自分の賃金を上げる目的であれば、デモなど参加せず雇用者に賃上げ交渉を求めるべきです。雇用主や上司に対して賃上げ交渉が出来ないからと言って最低賃金を上げることで、自分の賃金を上げようと考えるのは世の中の仕組みを捉え違えていると私は思います。暗に自分の能力では賃上げしていないことを理解した上で収入を増やそうと考えているようにも思えますが、残念ながら直接交渉できる程度の能力を持ち合わせていなければ、万が一最低賃金が1500円になった場合には仕事をさせてもらえなくなる可能性が高いと思います。

最低賃金を1500円に上げるように要求するよりも、自分自身の生産性を上げるように知恵を働かせて努力する方が理にかなっているように思います。最低賃金で働くのではなく、それ以上の価値を発揮できるようにする視点を持ち合わせることこそが大切なのではないでしょうか?

デモに参加するのも要求するのも自由ですが、最低賃金しかもらえない生産性しか自分にはありませんと周囲にアピールしていることと同じなので、生き方としてはもったいないと私は思います。マーケット感覚を身に着けると視点が変わるかもしれません。(参考文献:マーケット感覚を身につけよう

大臣の失言・辞任に思う

ある大臣が失言により辞任することになりました。失言する人は悪意を持って言っている訳ではありません。知らないうちに人を傷つけているだけなのです。ただ相手の立場で物事を考える想像力が足らないだけなのです。相手の立場を考えずに話をする人が大臣に選ばれてしまっていることが問題なのです。

失言する人の心理はこれまでも2回ほど書いています。
人が失言する理由とその対策
失言から日頃考えていることがわかる
失言が話題になったため検索で閲覧してもらうことが増えています。

例え話に置き換えてみます。失言は知らない間に誰かの大切な花を踏みつけてしまったことに似ています。本人はただ歩いただけで大切な花を踏みつけてしまった自覚は全くありません。その大切さを前もって教えなかった人が悪いとでも思っています。後で踏むつもりはなかった、あるいはわざとではなかったと言い訳することに似ています。下を見ながら注意して歩けば済むだけだったのに、下を見て歩くという注意を怠ったのです。自分には大切な花には見えなくても、誰かにとっては大切な花かもしれないという視点にたって注意して歩く必要があったということです。

失言している人の謝罪

失言する人は失言だという自覚がないので、失言に対して後で確認しても意味がわかりません。失言した自覚がない中でもひどい場合になると、周囲の人達に諭されて謝罪会見は開いたものの、何が問題で失言とされているか理解しないまま謝罪会見をしています。恐らく周囲も失言の意味を理解させないまま、とりあえず誤るように促したのでしょう。本人も悪いことあるいは失敗したという自覚がないため不本意ながら誤るのですから、体裁を取り繕うための謝罪でしかありません。つまり自分たちの言い訳の為の謝罪でしかないのです。決して失言によって不快な思いをされた方に対して謝るという視点ではないのです。
失言する人の謝罪会見が2度目の失言と言ってもよい程見苦しいのは、とりあえず誤るので許してくださいという真意が透けて見えてしまうからです。

失言して謝罪する人の真意を浮き彫りにするのは簡単な質問がでわかります。
何が問題だったのですか?
という質問の答えでわかります。
理解していれば、相手の立場にたった視点が欠落していました。あるいは相手の立場にたつという想像力が足りませんでした。という発言の何が問題だったのかという内容の返答になります。
理解していなければ、ですから言ったことが不適切だったということです。と発言の何が問題だったのかをこたえられないでしょう。
取材する記者がこのような質問をするようにすると、何が問題か理解しないまま謝罪会見するという失礼なことがなくなると思います。

何が失言だったか理解していないことを必死で隠そうとする失言者に対して追い打ちをかける質問は、何が足らなくて失言したのですか?という質問です。
相手の視点、相手の立場に立って考えるということを理解できているかどうかの質問です。
きちんと答えてもらえなければ、相手の視点に立って考えるという人として当たり前のことが出来ないということで良いですね?という質問をすると理解してくれるでしょう。怒りだしてしまえば、謝罪会見の謝罪会見という前代未聞の出来事につながるでしょう。

失言しない対策

一度失言してしまえばなかったことにはできません。取り消すことはできたとしても残念ながら記憶には残ってしまいます。失言をする人なのだとして覚えられてしまうのです。議員や大臣のように失言で職を失う人は少ないとは思いますが、誰でも言葉によって相手に嫌な思いをさせてしまったり、嫌な思いをさせられてしまったりする可能性があるはずです。後でそんなつもりで言ったわけではないと取り繕っても、気まずい思いをすることは避けられません。一度口から出てしまった言葉が取り返しがつかない状況を引き起こすことは失言が話題になることからもわかります。
世の中には様々な人が人達が存在することに出来るだけ配慮しながら、様々な視点から言葉を選ぶように心がけることだと思います。

少なくとも失言を繰り返す人は配慮の足らない人だということは言えると思います。誰でも失言する可能性はありますが、お互いのためにも失言につながる発言を避けるように心がけましょう。

果物・お菓子の理想の食べ方

果物やお菓子は糖質なので病気を避ける理想の食べ方からすると、わざわざ食べなくて済むなら食べない方がよさそうです。

果物はビタミンが取れるから食べた方が良いと信じておられる方もおられますが、どうやら間違いのようです。確かに果物によりビタミンCは取れるものの他のビタミンは大してとれないようです。ビタミンCを多く摂ることで何らかの病気を避けることはできるかもしれませんが、全ての病気を予防できるわけではありません。逆にあまり知られてはいませんが果物を食べ過ぎることで病気が引き起こされることがあるのです。その代表劇なものはニキビです。ニキビを治そうとしてわざわざ果物を食べてニキビを作ってしまっている人までいます。

お菓子はビタミンCすら含まれていないので、娯楽でしかありません。果物もお菓子も食べずに済むのであれば食べないことが理想です。しかしこれまで食べていたものを突然食べないように意識を変えるのも難しいのが現実です。そこで果物やお菓子の理想の食べ方を提案してみたいと思います。

理想の食べ方

病気を避ける理想の食べ方の目的は血糖値を出来るだけ上げないことです。
果物やお菓子の食べ方においても、理想の食べ方は血糖値の上がりにくい食べ方を考えることです。

一度に食べる糖質の量が多ければ多い程血糖値は上昇してしまいます。小分けで食べることで一時的に上昇した血糖値をその都度下げることで、急激な血糖値の上昇を避けることができます。

糖質以外のものを先に食べることで糖質の吸収が阻害されるため、血糖値の急上昇を避けることができます。

具体的な果物・お菓子の理想の食べ方

果物・お菓子はおやつの時間

果物やお菓子を食べる場合、食前や食後は避け食事とは切り離して間食の時間に食べる方がよさそうです。食事とは別の時間に食べる方が良い理由は食事で食べる糖質と果物やお菓子の糖質を足し算にしないことです。一部では食前なら果物を食べて良いという主張をしている人もいますが、食事と足し算になるため前でも後ろでも結果は変わりません。ちょうど算数の足し算はの法則と同じです。先に足して(食前)も後で足して(食後)も結果(食後血糖値)は変わらないというこです。足し算にならないように食事から時間をあけて血糖値が下がってから食べる方が良いと思います。
つまりデザートという足し算は理想の食べ方ではなさそうです。

果物・お菓子の前にオカズを

糖質を食べる場合、糖質以外のものから食べる方がよさそうです。食事の際はオカズから食べる方が良いのですが、果物やお菓子を食べる場合にもオカズから食べる方が理想的です。何故なら糖質以外のものが糖質の吸収を阻害してくれるから血糖値の急上昇を避けることができるからです。ただし食事と異なりオカズがないので、オカズ代わりになるものを先に食べてから果物やお菓子を食べるようにするのです。オカズ代わりは糖質以外のものであれば何でも構いませんが、手軽に食べることのできるゆで卵やチーズ・ソーセージ・枝豆・ナッツ類をオカズ代わりに食べてから果物・お菓子を食べる方が良いと思います。

オカズを食べてから果物・お菓子を食べるメリットは3つあります。
・心理的なハードル(果物・お菓子が美味しくて闇雲に食べることを心理的に抑える)
・物理的な阻害(オカズでお腹がいっぱいになるため、食べ過ぎを抑えることができる)
・吸収阻害(胃腸の中でオカズが糖質に混ざるため、吸収を邪魔する)

一度にたくさん食べない

病気を避ける理想の食べ方で書いたように一度に糖質をたくさん食べると血糖値が急上昇し様々な病気を引き起こします。いくらおやつの時間にオカズを食べてから果物やお菓子を食べても、一度にたくさん食べてしまうと台無しです。小分けで食べる方がよさそうです。
患者さんによってはミカンを箱買いし、腐りそうになったため急いでたくさん食べて症状が出た方も何人かおられます。全ての糖質に共通することですが、一度にたくさん食べないことです。
果物やお菓子は美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。食べ過ぎを避けるためにもあらかじめオカズを食べてから果物やお菓子を食べる方が良いと思います。

どうしても甘いものを食べたい場合には糖質0のチョコレート(ロッテ ゼロ 50g×10個)がおすすめです。

マーケット感覚を身につけよう

私が参考にしている参考文献です。

頭の整理に役立ちます。
マーケット感覚とは物事の価値を自分で判断することです。
マーケット感覚を身につけていれば、人と同じ土俵で無意味な競争を避けることができます。
新たな市場を見つけるためにも役立つ考え方です。
もしよかったら読んでみてください。

 

筍(竹の子)を食べると痒くなる落とし穴

毎年筍(竹の子)を食べると痒くなるという方がおられました。筍のせいだと言われています。ここで筍の血液検査をして陽性だと筍が原因ということになるのでしょう。確かにそのようなこともあるのかもしれませんが、私は検査陽性が偶然の場合があると思います。筍を食べると痒くなるので筍が原因だと思い込んでいるのですが、筍が原因ではない場合があるのです。そして検査結果が筍が原因と裏付けてしまう形で、落とし穴に落ちてしまうのです。

糖質による皮疹が大半を占めると考えている私は質問してみました。筍ご飯を食べられませんか?と。筍ご飯を食べておられました。しかもいつもよりも沢山ご飯を沢山食べるということでした。しかもオカズなしで筍ご飯だけ食べることが多いそうです。恐らく筍ではなく、ご飯の食べ過ぎの問題だと思います。確かに沢山食べた後は痒くなるそうです。食べ方を調整すれば再発しないはずです。

確定診断には筍を他の調理法で筍を食べて症状が出ないことの確認が必要だとは思いますが、食べ方での反応から、かなりの確率でこの方の場合ご飯の食べる量の問題だと思います。

筍を食べて痒くなっても、筍が原因ではないという落とし穴があることを提案したくて書いてみました。

ご飯の食べ過ぎで皮疹が生じる場合には、食べ方の工夫で症状が出なくなるなります。具体的な食べ方の工夫は病気になりにくい理想の食べ方をご参照ください。