炭水化物と糖質の違い

混同されてしまうことも多い炭水化物と糖質ですが、簡単に言えば

炭水化物=糖質+食物繊維

です。糖質を含む栄養素が炭水化物だということができます。

糖質とは消化吸収され血糖値を上げるものの総称です。糖質は消化吸収されることで血糖値を上げますが、炭水化物は糖質分だけ血糖値を上げます。食物繊維の多い炭水化物であれば、糖質は比較的少ないので血糖値の上昇は緩やかになります。食物繊維はセルロースという物質でできており、人間が消化吸収出来ない成分なため、便として排出されます。

三大栄養素炭水化物、たんぱく質、脂質の中で、唯一糖質を含む炭水化物だけが血糖値を上げることができます。逆に言えば炭水化物を食べなければ、血糖値は上下しません。

同じ炭水化物といっても含まれる糖質と食物繊維の割合が異なるため、食べた際の血糖値の上昇具合は異なります。