糖質回避による病気の改善率


2016/3/1現在

糖質回避により2型糖尿病をはじめ様々病気が改善しています。現時点で改善率が出せるのはアトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹です。現時点では改善率は出せませんが花粉症やニキビや尋常性乾癬などにも効果があるようです。

投薬での改善率とは異なり、大雑把な目安と考えて頂けますと幸いです。

アトピー性皮膚炎

76人中73人改善しています。

改善率は96.1%です。

アトピー性皮膚炎に効果がある理由の仮説はこちらです。当初は効果ないとおっしゃっておられた方も、続けることで良くなった!と言われるようになりました。
アトピー性皮膚炎でも長期間糖質を控えることで改善するのかも知れません。
改善するまで控えればアトピー性皮膚炎は治るのだと思います。

少なくとも13人の方のアトピー性皮膚炎が薬がいらない状態になりました。
つまりアトピー性皮膚炎が13人の方が治りました。

理屈はともかくアトピー性皮膚炎に効果があることは間違いなさそうです。

不思議なことに糖質を食べる順番を気をつけることでアトピー性皮膚炎の症状が出にくくなるようです。どうも血糖値の瞬間的な上昇が引き金となるようです。少なくともタンパク質・脂質を食べてから糖質を食べるようにしてみてください。
アトピー性皮膚炎の治し方、振り返り法をお試しください。

乳児湿疹

2人の乳児湿疹が糖質回避で改善しています。

乳児湿疹の場合、母乳哺育においてお母さんが糖質回避をすることで改善が確認できました。また改善後再度糖質を食べることで症状の再現が確認出来ましたので、関係は間違いなさそうです。

生後1・2ヶ月で母乳栄養の場合はきれいにお母さんの食べた糖質に反応するようです。
その後赤ちゃんが慣れてくるのでお母さんが食べても反応しにくくなります。
そして離乳食が始まる生後6ヶ月前後に再び悪化する場合があります。
離乳食も原因になり得るようです。

乳児湿疹は母乳栄養の患者さんに圧倒的に多いのですが、希にミルクでも乳児湿疹を発症するようです。
その場合にはミルクのメーカーを変更してもらうことで改善しました。
血糖値が上昇することが一因の可能性がありますので、もしかしたらミルクの1回当たりの量を減らし回数を増やすことでミルクでの乳児湿疹を治すことが出来るかもしれません。

慢性蕁麻疹

16人中11人改善しています

改善率は68.8%です。

アトピー性皮膚炎ほど慢性蕁麻疹が効果がない理由として考えられるのがこちらです。少しずつ改善率が上がってきたので、原因となる糖化産物の半減期が長いのかも知れません。またはこれまで糖化産物が蓄積していたため、症状を起こさなくなる量まで減るのに時間がかかるのかも知れません。

約1ヶ月で改善した患者さんがおられるので、やはり原因となる糖化産物の半減期が長いのかも知れません。

今回2ヶ月糖質回避をすることで改善された方がおられました。
半年糖質回避をしても持続する患者さんもおられます。

いずれにしても慢性蕁麻疹では長期間の糖質回避が必要なようです。

花粉症

6人中6人改善しています。うち4人は薬が必要なくなりました。

改善率は100%です

まだ人数が少ないため、全員が良くなるのかわかりません。改善はしても症状が続くのは糖質回避の期間の問題なのか糖質量の問題なのかはまだわかりません。恐らく慢性蕁麻疹と同じで原因となる糖化産物の半減期が長いのだと思います。

花粉症の時期より早く、前もって糖質回避を始められることがお勧めです。

ニキビ(尋常性ざ瘡)

45人中44人改善しています。

改善率97.8%です
お一人は職場で毎日まかないでご飯が出るため、どうしてもやめられないとのことです。
他の方は出なくなるまで糖質を控えることで新たなニキビが出なくなっています。

糖質を取り過ぎると翌日か翌々日にニキビを発症するようです。
糖質を食べ過ぎると翌日悪化するアトピー性皮膚炎の振り返り法と同様に容易に糖質の許容量を見極めることができます。

尋常性疣贅(イボ)

7人中7人改善

半年以上悩んでおられたお二人の方が一週間で改善し始めています。やはり仮説通り糖化産物が免疫抑制をしているのかも知れません。

ケロイド

2人中2人改善

ケロイドの赤み、盛り上がりが改善しています。従来ステロイドの外用、局所注射程度しか有効な手段がありませんでしたが、ケロイドに対しても糖質回避は有効な治療方針のようです。糖質による何らかの免疫機能障害が一因の可能性が示唆されます。

円形脱毛症

3人改善しています。

毛根を白血球が攻撃することで起こる円形脱毛症ですが、免疫異常なので糖質回避で改善する可能性をお伝えしました。自然軽快もあり得るので、必ずしも糖質回避のおかげとはいえないかも知れませんがお一人改善しました。糖質回避を始められてから一カ月程度で改善しはじめたそうです。

尋常性白斑

2人改善しています。

尋常性白斑は皮膚の色素を作る細胞が免疫細胞によって攻撃されることで色素を作ることが出来なくなる疾患です。白く色が抜けてしまうことが特徴です。

病態から糖質回避が有効だと仮説を立て、実際に糖質回避をしてもらうことで改善されました。

糖質回避の有効性

慢性蕁麻疹は少し苦戦していますが、様々な病気を失くしていきそうです。少なくとも大きな害が無さそうな糖質回避教は、何らかの病気で悩まれているなら駄目元で試してみても良いと思います。信じてみると、もしかしたら病気が治る御利益があるかも知れません。

糖質回避教が広まると近い将来、病気が激減するかも知れませんね。そして医者が余る時代が来るかもしれませんね(参考:近い将来医者が余る二つの理由)。