戦国時代の昔の話ですが、武将、足軽頭、足軽の違いを考えてみました。
その役割のできた理由から考えてみました。人のすることですから必ず合理的な理由が潜んでいるはずです。
その役割のできた理由から考えてみました。人のすることですから必ず合理的な理由が潜んでいるはずです。
大勢の武士がいる中、皆戦いで死にたくはありません。自分が生き残るためにはどうすれば良いかを各自考えます。人によっては『知恵』のあるものに従った方が生き残る確率が上がると判断し、『知恵』あるものに指示を仰ぎます。何人かの代表になったのが、足軽頭です。足軽頭が集まって話をして、自分より『知恵』があると判断した者の配下になっていったのです。実際には生死を賭けた戦での勝ち負けで上下関係が決まったこともあったと思います。人より物事を論理的に考えることのできる者、あるいは集団戦闘や統率力という『知恵』を持つものが武将となったはずです。
武将は大勢の足軽頭を率い、足軽頭を通してその配下の足軽たちを統率します。
言葉だけでそれまで『常識』とされてきた考えをあっさり変えることができ、行動にうつせる人物です。
足軽頭は言葉だけでは半信半疑で、決定的な証拠により実感できなければ新しい『常識』を受け入れることができません。
足軽は新しい『常識』に関して決定的証拠が突きつけられても事態を把握できず、これまでの考えに固執してしまい判断がつかず右往左往してしまいます。自分自身の判断よりも足軽頭からの命令や、周りの足軽が動き始めてそれにつられて動く傾向にあります。
自分で新しい『常識』を作り出すことが出来る天才が極希にいます。それはこれらの尺度でいうならば軍師あるいは天下人です。少し前にはエジソン氏や松下幸之助氏、現代ではスティーブジョブ氏やビルゲイツ氏などが新しい分野を切り開いた『意味』で天下人だったのかもしれません。
日本の歴史を振り返ってみると、私は織田信長、徳川家康は数々の『常識』を打ち破る新しい考えを生み出したからこそ、天下人になれたと思います。豊臣秀吉は人の扱いには長けていましたが、新しい『常識』を作り出し物事を動かすという軍師や天下人の発想はなく、武将どまりだったのではないかと考えます。
糖質による肥満や糖尿病を生じる理屈を聞いて、糖質回避を始めることが出来るのは武将です。
武将からの幾度に渡る説明や、周囲で目に見えて成功している実例を見て糖質回避を始めるのは足軽頭です。ダイエットしたいと口にしながら最後までご飯を食べているのは、物事を論理的に自分で判断できない足軽だと私は思います。
現代社会で言えば、武将は社長タイプ、足軽頭が中間管理職タイプ、足軽が平社員タイプあるいはアルバイトタイプかもしれません。言葉だけで今までの当たり前だった考えを変えることができるのは社長タイプで、決定的な証拠によって何とか考えを変える人は中間管理職タイプ、決定的な証拠があってもなかなか考えを変えることができずどうして良いのかわからないのが平社員タイプです。自分で考えることをせず、大勢が信じている方が正しいだろうとして、周囲にながされてしまう人はアルバイトタイプだと思います。
このサイトで糖質の話を読み終わった後、糖質を回避するように頭が切り替わっていれば思考回路は武将あるいは社長タイプかもしれませんね。