人の行動には意識しているか意識していないか(自覚出来ない、無意識のうち)は別にして、必ず目的があります(『目的論』)。怒る医師にも怒る目的が必ずあります。その目的を考えてみます。
私が想像する医師が患者さんを怒る目的は大きく二つに分かれます。
一つは患者さんのため、もう一つは自分のため。
患者さんのために怒る?
患者さんのために怒るのであればある意味では立派なのかもしれません。何故患者さんのために怒るのでしょうか?
患者さんのことを思って怒るというのは心理としてあり得ません。自分は患者さんのことを思って怒っていると主張する医師もいるかも知れませんが、勘違いです。患者さんのことを思っている振りをしま医師の立場で怒っているだけです。患者さんの立場で考えれば、怒る選択肢はあり得ません。患者さんのことを思っているのなら、怒る前に大丈夫だったか患者さんのことを心配されるはずです。怒る時点で患者さんの立場で考えていないことを表すと思います。
患者さんのことを考えて怒るということは矛盾していますので、論理が成り立つません。患者さんは病気で困って病院を受診するのですから、困っているから受診したのに怒らることが患者さんのためになる理屈は私には思いつきません。同じことに対しても怒るという感情を選択せず、心配するという選択も出来るのに、患者さんのために怒っているというのは二重の意味で偽善者だと思います。
患者さんを怒る心理
- 自分が人に怒ることが出来る程凄い(偉い・特別な)人間だと思っている
- 患者さんより医師の方が上だと思いこんでいる。
- 患者さんの都合は診療に関係ないと思っている。
- 自分の指示に従わない(思い通りにできない)と腹が立つ
- 患者さんは医師に従って当然!と思いこんでいる。
- 通院してくれないと自分の収入(再診料などの診察料)が減るから腹が立つ
- 怒るほど真剣なんだとアピールしている(本人は心配しているつもりです)
(私から見れば、怒っている自分に酔っているだけのように思えるのですが・・・) - 怒られた人が不快に思うことを知らない(もしくは解からない)
よくわかりませんが、怒る医師はどれかに当てはまるのではないかと私は思います。(もしかしたら私の思いつかないような心理で怒られている先生もおられるかもしれませんが・・・)
どうしてもその先生しか出来ない特殊な治療をされているなら仕方がありませんが、保険診療であれば治療に大きな違いはないと思います。(他院が通院できないほど遠方なら仕方がありません。その場合はそっとこの記事を印刷して院内に忘れていきましょうw)
診断能力と説明能力の医師による差は大きいとは思いますが・・・。(診断はともかく、怒る先生の説明が上手とは私には思えません)
治療だけ期待されているなら、他院を選ばれても良いのではないかと思います。
行かないと怒られる・・・。
怒られるから行く・・・。
→一種の洗脳(怒られることに対する依存?)みたいですよね。
怒る目的?
怒る医師が収入を増やす目的で定期的に通院を促し、自分の収入が減るから通院しないことを怒っているだけかも知れません。
一度他院を試してみられてはいかがでしょうか?案外定期的な通院の必要がないかもしれません。