他人を馬鹿にする人がいます。
何故でしょうか?
人の行動には必ず目的があります(目的論)。他人を馬鹿にする目的は何でしょうか?目的がわかれば行動が理解出来るかもしれません。
他人を馬鹿にする目的は、自分が他人を馬鹿に出来る程優れていると印象づけることです。本当に優れていればわざわざ人を貶めなくても、周囲の人達が評価してくれるはずです。自分が期待している程には評価されていないため、自分から評価されるように仕向ける目的で人を馬鹿にするのです。そもそも人より優れている人は他人を馬鹿にするという概念そのものがありません。何故ならそんなことをしなくても認められるからです。
他人を馬鹿に出来るのは自分のことは棚上げに出来るからです。客観的に自分のことが把握出来ないがために、自分のことは差し置いて他人を馬鹿に出来るのです。人は誰でも劣っている点も優れている点もあります。誰しも完璧ではないのですから、人より劣っていることは誰にでもあるのです。それをわざわざ指摘して劣っていると馬鹿にする意味はありません。
他人を馬鹿にする人の見方
他人を馬鹿にすること自体が実は人より劣っていることを知らしめています。他人より優れていればわざわざ人を馬鹿にしないからです。本人はそのことに気付いていませんので、可哀想でもあります。『他人を馬鹿にする人の見方』は、可哀想な人として見てあげると良いと思います。恐らく誰も他人を馬鹿にする行為自体が、恥ずかしい行為だということを教えてあげなかったのだと思います。その意味でも可哀想な人でもあります。可哀想な人ではありますが、歪んだ心理なので出来れば距離を置く方が楽だと思います。他人を馬鹿にする人が近くにいれば少し離れるようにしましょう。
他人を馬鹿にする人の味方
家族や大切な人などの事情で『他人を馬鹿にする人の味方』になりたいのであれば、他人を馬鹿にする行為は恥ずかしいことだと教えてあげるべきです。他人を馬鹿にすることで実は人より劣っていると認めていることを誤魔化そうと虚勢を張っていると受け取られることを教えてあげるべきです。ただし人の考え方を変えるのは一筋縄ではいかないのでそれなりの覚悟が必要です。その覚悟をしてでも変えてあげたいと思う程大切な人であれば頑張って教えてあげてみて下さい。