咄嗟に判断出来る人と判断出来ない人がいます。その違いを考えてみました。
咄嗟に判断出来る人
咄嗟に判断出来る人はあらかじめその状況を考えています。時間のあるうちにあらかじめ考えてあるので咄嗟に判断することが出来るのです。咄嗟に判断出来る人の中でも様々な状況に臨機応変に対応出来る人は、あらかじめ考えてある上に、様々な状況に応じてどの様に対応するべきかまで細かく想定しています。全く考えていないことに遭遇しても、あらかじめ考えてあることの中から一番近いものから一瞬で類推します。あらかじめ考えてあるので様々なパラメータ、考慮、確認すべきことについて予想しているのです。
どれだけのことを想定してあらかじめ考えているかによって、咄嗟に判断出来る範囲に違いが出てきます。ありとあらゆることを想定していれば、いかなることも判断出来るかもしれません。途中で状況が変わったとしても、臨機応変に対応することが出来ます。
咄嗟に判断出来ない人
咄嗟に判断出来ない人はあらかじめ考えていないようです。少なくともあらかじめ考えていないことに遭遇したため、咄嗟の判断が求められるような状況でもどうして良いかわからなくなるのです。
詐欺師がつけ込んでくるのは、意図的にこのような判断出来ない状況です。知らないことや考えたこともないことを矢継ぎ早に言われると混乱してしまうのです。あらかじめ考えてあることであれば、矛盾点も冷静に見極めることが出来るのですが、考えていないとどうすれば良いかわからなくなります。そして決断を迫るのです。
咄嗟に判断するために
何事においても考えることの出来る限り、様々な角度から考えておくことをお勧めします。
例えば災害対策などは考えておくと咄嗟の判断に役立ちます。いずれ起こるといわれている東海東南海地震とそれに伴う津波や、富士山の噴火は考えておいてもよい起こり得る自然災害だと思います。家族とどのように連絡を取り合うのか、食料の確保はどうするのかなどあらかじめ考えておいて損は無いと思います。ある程度行政が被害予想もしてくれているので、思考実験には最適です。被害予想に照らし合わせながら、咄嗟の際にどのように行動するか想定しておくのです。