世の中には思いやりのない人というのはどこにでもいるものです。今回はその心理を考えてみたいと思います。
思いやりのないと周囲が感じる人には2種類います。
そもそも思いやりという概念がない人と、思いやりという概念は理解していながらあえて思いやりのない行動をとる人です。
思いやりの概念がない人
人を思いやる心というのは小さい頃から周囲の人達に教えてもらって、育むものです。残念ながら周囲の大人たちが思いやりという概念を教えることができなければ、思いやりの概念がないまま大人になってしまったのです。人に思いやりを持って育ててもらえないと思いやりという概念を持てないのです。優しくされずに育つと人に優しくするということが出来ないのです。
思いやりという概念を知らないのですから、言葉で説明することは困難です。優しく接することで心地よいという感覚を教え、思いやりという概念から教えるしか方法がありません。
思いやりの出来ない人
いくつかタイプがあるのかもしれませんが、二つに分けることができると思います。敢えて行動しない人と能力的に相手の望んでいることを察することが出来ない人です。
敢えて行動しない人は相手のために行動すると損をすると考えている損得でしか行動できない人なのかもしれません。思いやりある行動をすることで目に見える見返りがないから、わざわざ思いやりある行動をしないという考え方です。確信犯なのですから期待しない方が良いと思います。
能力的に相手の望んでいることを察することが出来ない人はもしかしたらアスペルガー症候群などが潜んでいる可能性があります。その場合相手のことを察して行動することは苦手なので、明確に望んでいることを伝えてお願いするようにすると行動してくれることがあります。
本当に思いやりのない人
世間一般で思いやりのない人として認識されている人たちには上記のタイプがあります。本当に思いやりのない人は思いやりある行動を理解しながら敢えて行動しない人だけです。敢えて行動しない人には期待しないようにしましょう。
概念がない人はもちろん、察することが苦手な人に最初から期待するのは酷なのかもしれません。出来れば思いやりということを教えてあげるようにしましょう。
ただ思いやりは要求するものではありません。
相手を思いやる心から自然と行動するものです。
思いやりがないからといって責めるのではなく、距離を置くようにしましょう。