病気が治らないことを伝える魔法の言葉を考えてみました。
長い時間かけて現代の医学では治すことができない病気であること伝えたとしても、治ると思い込んでいる患者さんにはなかなか理解できないのが現状です。
治らない病気に自分がかかるわけがないと思い込まれているので、治らないと口で説明されても、治らないこと自体が受け入れられないのです。現代の医療は何でも突き止めることが出来て、どんな病気でも治すことが出来ると過信しておられるのです。
長い時間をかけて説明して納得して頂いたつもりでも帰りがけに、症状が一旦良くなったらまた出てくるのは何とかならないかと言われたことが何度もありました。
口で説明しても、治らない病気に自分がかかってしまうという概念が欠落しているので、受け入れることが出来る素養が無いのです。恐らく一時間説明しても理解してもらえないとわかりました。
そこで思いついたのが魔法の言葉です。
病気が治らないことを伝える魔法の言葉
私は患者さんに
『そんな魔法みたいな薬はないんです。』
と伝えることにしました。あれだけ苦労して時間をかけて説明しても理解してもらえなかった、この病気が治る薬はないことをたった一言『魔法みたいな』という魔法の言葉で伝えることが出来たのです。
皆さん魔法が無いことは御存知なので、そんな魔法のような薬も無いことを一瞬で理解してもらえます。
私は言葉の魔法だと思います。
文字通り『魔法』の言葉を使うことで一瞬で概念を作り出すことにより、かなりの時間を節約することが出来ています。
こと『魔法』と言う言葉を使うことで、笑い出す患者さんまでおられます。そうか魔法かwと。無い薬を探し求めてしまっていたことに一言で気付くことが出来たからだと思います。
医者にこそこの魔法の言葉を使ってみて欲しいです。
何より一言で患者さんに理解してもらえますから、医者にとっても患者さんにとってもお得ですよ。
私は言葉の魔法の使い方をまだみんな知らないだけで、その秘めた力と正確な使い方を知ることで更に発展出来ると私は思っています。
言葉の魔法。本当にあると素敵だと思いませんか?
そして治らないことが常識だった病気が治るかも知れない話はこちらです。
こちらも別の『意味』の魔法かも知れませんね