食事の『意味』を考える

様々な物事の『意味』を考えるのですが今日は食事の『意味』を考えてみます。

食事というのは食べ物を食べることです。それ以上でもそれ以下でもありません。

食事の『意味』は大きく分けて二つあります。

  • 生命を維持するための栄養補給
  • 楽しみ・快楽
    • 何を食べるか?
    • 誰と食べるか?
    • 何処で食べるか?

生命を維持するために食事は欠かせません。必ず必要なものです。身体を維持するために必ず必要です。タンパク質と脂質は代謝により消費される(細胞が新しいものに入れ替わる)ので、必ず補給する必要があります。

楽しみ・快楽を得られるかどうか。そもそも食事に快楽を求めるかどうか、快楽を感じるかどうかは人により異なります。楽しみ・快楽を追い求めてしまうと依存に近い状態に陥ってしまいます。ただ食べ物に対する依存の多くは血糖値の上昇に伴う快楽として記憶され、糖質に対する依存のようです。

本来は美味に感じるということは身体にとって必要な栄養のことを『意味』していました。生存に有利に働くように美味と感じる仕組みが備えられたのです。しかし飽食の時代には危険な誘惑としての『意味』になってしまいました。

そして依存状態に陥っていると自分では判断がつかないため、抜け出すことは困難かもしれません。

食事の『意味』は栄養補給と楽しみ・快楽の追求。一度それぞれの『意味』を切り離して考えてみると良いと思います。

貴方の食べ物を選ぶ基準は栄養補給ですか?快楽ですか?

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。