周囲の人たちから仕事が遅いと言われてしまう人もいると思います。
一人・二人から言われただけであれば、その人たちの主観的な好き嫌いも含まれた上での発言かもしれませんが、何人かから言われてしまうと対策を考えるほうが良いと思います。
仕事が遅い原因はいくつか考えられます。キーワードは手順、迷い、目的です。
仕事の手順がわかっていない
仕事の手順とは仕事の順番や内容ややり方のことです。手順を一つ一つ思い出しながら作業や仕事を行っているとどうしても、思い出す分余計な時間がかかってしまいます。手順書やマニュアルを作成し、チェックリストのように使用することで思い出す時間が短縮できるので早く仕事をすることが出来るようになります。手順がわかっても仕事が早く出来ない場合、何らかの迷いがあるのかも知れません。
仕事に迷いがある。
仕事に迷いとは仕事の手順が曖昧で悩みながら仕事を行っている。あるいは手順を思い出す、あるいは手順を考えながら仕事を行っているとどうしても時間がかかってしまいます。同じ決まった手順でも、どこに注意して手順を行うべきかわからず、迷いながら作業することに繋がります。
仕事を早くするには迷いを少しでも減らすことが一番です。
実は手順書・マニュアルを作る目的は、この迷いをなくすことが目的の一つです。迷いを減らすために、事細かな状況を場合分けして記載することもあるようです。マニュアルの場合分けが多過ぎると本来は迷いを無くす目的だったはずのマニュアルが、余計迷う原因になってしまうと本末転倒です。
迷いを失くす一番の手法は、仕事・作業の目的を知ることです。
目的が理解されていれば、やるべきことも想像しやすくなります。
仕事の目的を知る
仕事の目的を知ること、相手に伝えることが仕事が早くなるコツだと思います。
各種マニュアルにおいて事細かな状況全てを記載するよりも、目的を記載しておくとマニュアルに無い状況にも対応できるようになります。事細かな個別の対応事案は別冊Q&Aとでもして、情報の整理をすると良いと思います。
人が行動するためには、何らかの目的をもって行動します。必ず目的があるはずです。その目的を知ることで迷いを極力減らし、仕事が早くできるようになると思います。