子供が人前で大声を発することがあります。今日はその理由を考えてみます。
大声は子供の武器?
一言で言えば親を攻撃しているのです。一番最初は思い通りにならないことで感極まって感情が爆発し、偶然奇声や大声を発したのだと思います。奇声や大声を発することで親が嫌がることを目の当たりにし、自分の持つ武器だと理解するのです。このことを成功体験として記憶するのです。
武器を使えば使う程威力を知る
同じ状況になれば再び成功体験を持ち出して親を攻撃するのです。回数を重ねれば重ねる程子供は自信を持って親を攻撃するようになります。
怒るのは逆効果
ここで子供を怒ると、子供は親がダメージを受けていると感じます。親の怒りは目的を達成すらためのハードル・障害でしかありません。親の怒りというハードル・障害を我慢したご褒美として目的を手に入れると考えているのかも知れません。奇声や大声をあげて怒られると子供は目的に近づいたと内心喜んでいるかも知れません。無意識のうちにもう一押しと考えて、更に大きな声を出したり泣いたりします。
つまり怒ると逆効果です。
対策は?
子供が奇声や大声をあげても気にせず、他のことに気を逸らすのが一番の対策です。子供は二つのことを同時には考えられませんから、全く別のことを話しかけられると混乱して泣き止みます。拒絶して泣き続けようとすることもありますが、更に他のことに気を逸らすようにして、気が逸れるまで興味を惹くことを探すのです。