人が太る理由は以前記事にした通りなのでそれ以上てそれ以下でもありません。
炭水化物・糖質を食べると太るしやめると痩せます。ただそれだけのことですが、テレビで明らかな嘘を放送していたので間違いを指摘しておきます。炭水化物ダイエットが流行っているので逆を言えば、視聴率が取れるから放送しているだけのことです。
炭水化物をやめると筋肉と肝臓のグリコーゲンを使うので同時に水を失うから体重が落ちるだけだとの主張です。数日間という短時間のことであれば、体重の落ちる機序の一つだと思います。しかし数ヶ月に渡ってグリコーゲンからの水で体重が落ち続けることはあり得ません。炭水化物をやめると脂肪が減ることを何一つ説明できていませんし、炭水化物をやめると食べる量が減ることも加味されていません。
自分達の都合の良いところだけ集めてそれらしくしているだけです。
炭水化物を食べると体温上昇
何よりそれらしい怪しい実験は、双子の方達に炭水化物の量が違う食事をしてもらっていました。結果は炭水化物が多い食事は体温が上昇するからカロリーが沢山燃えると伝えていました。ただ単に血糖値が上昇するので、それに伴い発熱しているのでしょう。恐らくブドウ糖が効率が悪く体にとって毒なので捨てようもしているのだと思います。食事をしただけで不必要に発熱すること自体が体にとって無駄なので、炭水化物・糖質はこの意味でも効率の悪い食事のようです。
実験がダ直接イエットに関係ない
痩せることを証明しなければならないのに発熱しか見ていない。この食事を続けると高炭水化物食の方が痩せないと証明されない。
この実験では高炭水化物だと発熱するから、余分なカロリーを消費するので痩せるといいなという願望しか見せていない。小学生の科学研究レベルの論理です。
炭水化物摂取ダイエットを提唱するなら
主張通りの炭水化物摂取を続けて痩せることを見せるしかありません。痩せた人が1人も出てこないダイエット法が放送されることに驚きました。炭水化物を食べても痩せることの出来る人がいるだけのことです。
隠れ肥満とガン
隠れ肥満やガンで不安を煽ることで信憑性を高めようとしていますが、その根拠は曖昧でその先生が信じているということを主張しているに過ぎません。
炭水化物摂取ダイエットの放送目的
太る理由から考えてもあり得ません。人と違うことを主張して目立ちたい先生と、視聴率が取りたいテレビ局の利害が一致したので、手を組んだのでしょう。
主張している先生だけでなく、実験が意味をなすかどうか監修する科学者を顧問とするといいかも知れませんね。自称を信じてテレビが恥をかいたのは割烹着の科学者や聞こえないことにしていた作曲家で十分なはずなんですが…。
スポンサーをチェック
みんなが炭水化物を控えると2型糖尿病が激減しますし、高血圧も減ると思います。その結果治療薬が売れなくなるので、製薬会社が炭水化物を食べることを推進するために、今回の放送のスポンサーかと思いました。そんな回りくどい理由ではありませんでした。
チェックしてみるとパン屋さんでした。直接炭水化物を食べて欲しいパン屋さんがスポンサーだったので納得です。これからこのような放送が増えるかも知れませんね。スポンサーと視聴率がキーワードで。
テレビというメディアは、事実をスポンサーと視聴率という色眼鏡を通して捻じ曲げて見せていることを知っておかないといけませんね。
呉からの風の目的
正しいこと(糖質依存や糖質の害)はいずれは広まるのですが、わざわざ遅らせる必要は無いと思います。一部の人達の私利私欲でわざと正しいことが広まるのを邪魔しようとしているようなので、正しいことを伝えるためにこのエントリーを書きました。
いつもはわざわざ否定することはしないのですが、テレビで明らかな嘘をゴールデンタイムで放送していたので、惑わされる人が多いのではないかと心配なので間違いを指摘した次第です。