親が子を何度も怒ることになる理由

私は子供は怒る必要が無いと思います。何故なら怒っても通常怒っている内容が伝わらないからです。だから子供が何度も同じことをして、怒ることになるのです。何度も同じようなことをする子供には、実は悪気が無いことが大半です(たまにワザと怒られることをして、親に構ってもらいたい子供もいます)。

子供は怒られる理由が理解出来ないから、怒られるような行動を取るのです。そして怒ったところで、犬が吠えているのと変わりません。怒っている内容は伝わらず、怒っていることが伝わるだけです。怒る側からすると当たり前すぎて怒っている理由を客観的に上手く説明出来ず、『言わなくてもわかるだろ!』とまくしたてるのも良くあることです。怒られている側からすると、わからないから怒られているわけで、更に怒られる覚悟で『わかりません』という勇気はありません。『はい。わかりました。』しか言えないのです。

怒られる理由は良くわからないけど、何故怒られたか聞ける雰囲気ではない。どうやらやってはいけないことをしたようだ。今度からは気をつけよう。とは思うものの、明確に何故・何の目的で怒られているのか教えてもらえないため、子供の理解と親の怒っていることがズレてしまうのです。だから子供は前回怒られたことは避けて、子供なりに怒られない工夫をしているのです。子供には怒られている内容が良くわからないのですから、手探りで工夫しているので子供にとっては違う行動だけど、親にとっては同じ行動にしか見えず余計怒るというのも良くあることです。

対策は怒るではなく、叱るでもなく、諭すです。

怒る必要なんてありませんし、怒られてしまうと子供は怯えて上手く伝わらないので時間がもったいないです。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。