理論的な予測が的中、更なる予測を

理論的な予測が的中しました。と言うのは先日書き込んだ糖質回避により尋常性疣贅(イボ)のことです。糖質によって生じる糖化産物が免疫機能障害を引き起こす理屈から考えて、ニキビが治るなら尋常性疣贅(イボ)も治る可能性があると考えました。そのことを伝えたところまるで予言者のように2人の方が改善しました。しかも1週間で改善し始めました。まだ完治はしていませんが、なかなか治らないイボの治療法の選択肢の一つとしては画期的な治療法かも知れません。

糖質回避の有効性の予測

尋常性疣贅というウイルス感染にも有効であれば、次に予測として考えたのは、ヘルペスです。ヘルペスはウイルスの感染により引き起こされる疾患です。他のウイルス感染のように発症する度に感染する訳ではなく、一度感染すると神経細胞に潜んでいて免疫力が低下した場合に抑えきれなくなってヘルペスを発症します。

糖質の摂取により糖化産物を生じ、その糖化産物によって免疫機能に異常を来しヘルペスを発症している可能性が考えられます。もしかしたら糖化産物が蓄積して、一定量に達するとヘルペスを発症するのかも知れません。ヘルペスを再々繰り返す人はヘルペスに対する免疫のスイッチを切ってしまう糖化産物が一定量貯まりやすく、発症しない人は貯まりにくいのかも知れません。

糖質を避けることで、ヘルペスの発症頻度を減らすことが出来る可能性が考えられます。疣贅のように治るわけではないので、ヘルペスの場合再発予防なので効果の実感は難しいかも知れませんが、一・二ヶ月毎に繰り返すのであれば試してみても良い健康法では無いかと思います。

尋常性疣贅に引き続きヘルペスにも効果が明らかとなれば(発症予防なので効果はわかりにくいですが)、糖化産物が免疫機能に異常を来す仮説が正しい可能性が高まります。

他の予言・仮説としては結核に対してです。結核菌に感染しても発症する人と発症しない人があり、多くの方は発症しません。あくまでも仮説ですが、糖化産物による免疫機能障害で結核菌に対する免疫機能が働かないと発症するのかも知れません。結核菌に対する免疫寛容が誘導されていなければ、糖質回避で改善する可能性があるのでは無いかと思います。

いずれにしても免疫機能が絡む病気は糖質を減らすと改善が期待出来るかも知れません。良かったら糖質回避教をご検討ください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。