魔法の言葉 心配してくれてありがとう

私は言葉の魔法の力を信じています。
その一つに

心配してくれてありがとう

があります。同義語は余計なお世話です。余計なお世話ですと言いかえせばその場はもしかしたらスッキリするかも知れませんが、角が立ちます。

言われた側にとっては余計なお世話以外の何物でもありませんが、言う側はせっかく心配してあげたのにと考えます。だからこそ、それを逆手にとって心配してくれてありがとうと伝えるのです。ありがとうと言われて怒る訳にもいきませんし、心配しているつもりなので皮肉だと言う意味は理解できません。理解出来ないからこそ皮肉の意味を込めても、皮肉を込めなくても角は立ちません。

ありがとうと言われている訳ですから、心配してないとも言えませんし、心配を口実にそれ以上口にすることも避けることが出来ます。

不快に思ったり余計なお世話だなと感じることを言われたら、『余計なお世話です』と言う言葉を飲み込んで『心配してくれてありがとう』と伝えるとそれ以上お互い嫌な思いをすることなく会話を打ち切ることが出来ます。

魔法の言葉、心配してくれてありがとう。

余計な一言を言う人にも有効ですが、興味本位で根掘り葉掘り聞く人にも最適な一言です。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。