話をしていて話の内容に混乱してしまうことがあります。
その代表的なのは何に対しても言い訳しかしない言い訳人間です。言い訳人間は自分の責任を回避することしか話をしないので、論点がズレていきます。目的が責任回避なので混乱してしまいます。言い訳人間は出来ることなら相手をしないのが一番です。
話し方のトレーニングされていない人も相手を混乱させてしまいます。話し方のトレーニングとは、聞かれたことを答えるだけなのですが、その聞かれたことを答えるという簡単なことが出来ない人がいます。(参考:質問に対して的外れな回答をする人の心理)
聞かれたことを答えることの出来ない理由
言い訳人間は答えたくないのでわざと論点をズラしているだけですが、聞かれたことを答えることの出来ない人がいます。
質問に答えることの出来ない人は、2つに分けることが出来ます。聞かれたことを理解出来ないのか、説明が下手なのです。
質問を理解出来ない
聞かれたことがわからなければわからないと言えば済むことですが、わからないこと自体が理解出来ていないか、プライドが邪魔してわからないと言えないのです。質問の意図や目的が理解出来ないのですが、そのこと自体を理解出来ないので、的外れの答えとなります。
質問が理解出来ないのですから、改めて質問の意図や目的を伝えることで答えてもらえるようになります。
説明が下手な場合
説明が下手な場合、本人は説明しているつもりですが論点がズレているため聞いている人にはよくわかりません。本人は質問に答えているつもりですし、説明していることから感じ取ってもらうことを期待しているのです。一言でまとめて話をすることが苦手なのかもしれません。もしかしたら日頃から親や家族、仲の良い友達としか会話することがないため、その話し方で日常生活は困らないのかもしれません。仕事での会話でこのような話し方をされる方は、周りの方を混乱させると思います。
対策は答えやすい質問に言い換えることです。具体的には選択肢を用意して選んでもらうようにすることです。
論点がズレてしまう点では言い訳人間と同じですが、話し方を知らないだけでわざと論点をズラしている訳ではありませんので聞き方を工夫すると答えてもらえます。
相手のスキルレベルが低いから会話が成立しないといって、怒ったところで時間の無駄です。
世の中には様々な話し方のスキルレベルの人がいます。相手の話し方のスキルレベルに合わせて質問を工夫することで、より短時間で意思の疎通がはかれるように自分の話し方のスキルレベルを上げるようにしましょう。