ある党で比例当選した某議員が離党し議席を返してもらえないことを非難しています。以前にもあったのに対策を取らないのは議員達の怠慢でしかありません。何故なら自分達で法律を作ることの出来るという手段があるにも関わらず、非難するだけで法律を作ろうとしないのは怠慢でしかありません。
暗黙のルールとは常識を共有出来る間柄でしか成り立ちません。暗黙のルールを破ったとしても、出来ることと言えば非常識だと非難することしかないのです。常識そのものが共有出来ていないので、非常識だと言われたところで痛くもかゆくもありません。常識が通用するのは党内にとどまる場合だけです。党から飛び出す覚悟を決めてしまえば、党の人達に遠慮する必要などありません。何故なら党から飛び出した時点で、選挙において敵でしか無くなるのです。敵に遠慮するお人好しもそうそういないのではないでしょうか?
暗黙のルールを破る人が出現すると明文化したルールが必要となります。こうしてルールは生まれていきました。明文化された決まりが無ければやったもの勝ちです。明文化されていないのですからルールそのものがないのです。ましてや罰則などありません。
常識的に考えれば党の投票によって得た議席は、離党の時点で返すのが当たり前です。しかし明文化されたルールが無ければ、年間二千万円以上のお金を自ら投げ出す人もいないのではないでしょうか?
人々の常識に沿った、比例議員は離党の時点で議席を失うというルール・法律を作るべきです。何か大人の事情があるのかもしれませんが、ルール・法律を作ろうとしないのは議員の怠慢です。議席を返さないことを議員達が非難しているのは、法律を作ろうとしない自らの愚かさを喧伝することになる情け無い行為なのでやめておく方が良いと私は思います。