お腹が空きすぎると意外にもあまり食べられなくなります。そのため出来るだけ多く食べようとして、食べ放題に行く前の食事を抜く人がいますが逆効果です。俗に空腹のピークをこえるという感覚です。
この理由を考えてみます。簡単に説明すると、その空腹感は糖質依存の禁断症状だからです。禁断症状だからこそピークをこえる感覚を経験します。強く空腹感が禁断症状で無ければ、排泄しないとおさまらない尿意や便意の時のように、食べない限り空腹感がおさまることはないはずです。
この強い空腹感が糖質依存の禁断症状である証拠に、何日間か糖質回避をして糖質依存から抜け出すとピークをこえた空腹感だけになり、強い空腹感は感じなくなります。
血糖値の観点からみた空腹感
空腹感の感じ方の事実から、糖質依存を利用して食べ放題で少しでも多く食べたいのであれば、食べ放題に行く何時間か前に適度に糖質を食べることです。強い空腹感を生じる原因は血糖値の低下によるものです。血糖値の低下は、糖質を食べたことによる血糖値の上昇を抑えるために分泌されるインスリンが過剰に分泌されることによります。糖質を食べなければ血糖値が上昇しないため、低血糖にもならないようです。この血糖値の上下により、糖質を少し食べると余計お腹が空く不思議な感覚も説明がつきます。
お腹が空きすぎると空腹感がやわらぐのは、食事以外で血糖値が上昇するからです。元々低血糖で感じる空腹感ですが、身体が低血糖に耐えきれなくなってブドウ糖を作り出すことで血糖値が上昇するようです。禁断症状として身体が求める糖質を待ちきれなくなって、仕方なくブドウ糖を作り出すようなイメージです。
食べ放題に行く何時間か前に糖質を食べることで一旦血糖値を上げておいて、食べ放題のお店につくころに血糖値が下がるようにするのがオススメです。(食べ過ぎるとアレルギーや肥満、2型糖尿病や高血圧になるので程々が一番だとは思います。食べ過ぎは自己責任でお願いします)