儲け主義の医者の見分け方 待ち時間

先日は儲け主義の医者の見分け方で医者が怒るかどうかで見分ける方法を伝えました。今回は待ち時間から考えてみます。待ち時間が長いのは一般的には腕が良く、人気が高いと考えられます。しかし手際が悪くても待ち時間は長くなりますし、説明が長ければ待ち時間も当然長くなります。また病気を治さなければ患者さんが自然と増えるので、待ち時間が長くなります。わざと何度も受診するように促すと患者さんが多くなるので待ち時間は長くなります。そのため待ち時間の長短だけでは、腕が良くて人気が高く待ち時間が長いのか、わざと待ち時間を長くなるようにしているのかわかりません。

そこで儲け主義かどうかの見分け方を考えてみました。実際には儲け主義かどうかわかる訳ではありませんが、患者さんに対して思いやりがあるかどうかの判断が出来る方法です。

待ち時間を減らす工夫の有無

待ち時間を少しでも短くする工夫があるかどうかです。例えば待ち時間が長くなれば一時外出し、順番が近づけば電話で呼び出しをするとか、そもそも電話で受け付けを出来るかなどです。少しでも患者さんの負担が減る工夫があるかどうかです。知恵を働かせれば何らかの対応が出来るはずです。その工夫が無ければ儲け主義の可能性があると思います。少なくとも待ち時間が長いのは仕方が無いと考えています。場合によっては自分は人気が高いから仕方が無いと勘違いしているかもしれません。

そのような病院は診療時間前に行列が出来るのですが、人気が高いからと錯覚してしまいます。

もし待ち時間を減らす工夫がない上に、患者さんを怒る医者であればかなりの高確率で儲け主義の医者ではないかと考えます。少なくとも自己中心的な考え方の医者であることは間違いないでしょう。

待ち時間を短くする工夫があっても、待ち時間が長い程人気があるのか工夫がないから待ち時間が長いのか確認してみて下さい。

ちなみに待ち時間が短い病院は、人気がないだけかもしれませんが、もしかしたら患者さんのために手際よく治すから患者さんが少ないのかもしれません。一度患者さんの少ない病院にかわってみるのも一つの選択肢かもしれません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。