親戚付き合いをする意味

親戚付き合いをする意味を考えてみます。

昔はセイフティネットでした。盆や正月あるいは誰かの葬式や法事でしか会わない親戚ですが、付き合いをするのは何かあったときの保険のような意味合いがあったようです。国によるセイフティネットが整備される以前には、何かあれば親兄弟か親戚に助けてもらうしかありませんでした。そのため面倒でも親戚付き合いにいざという時に備えた保険に近い意味合いがありました。いざという時に遭遇しなければわからないながら、親戚付き合いにメリットがあったのです。だから面倒でも親戚付き合いをしていたのです。

最低限のセイフティネットを国が準備している現代においては親戚付き合いの意味合いが変わりつつあります。いざという時の保険という意味合いがなくなりつつあるのです。だからメリットがなくなり面倒だけが残っているのです。

親戚付き合いしなければいけない意味がわからないと思った人は正解です。以前のいざという時に備えるという意味合いがなくなったので、親戚付き合いをする理由がわからなくなってしまうのです。

人との繋がりを大切だと思う考え方を受け入れることが出来れば、親戚付き合いすることに意味があります。人との繋がりは関係ないと考えてしまうのであれば、親戚付き合いは負担に思ってしまうのかもしれません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。