人と話をしていたり、人の言動により混乱することがあります。何故この人はこんな立ち居振る舞いが出来るのか不思議に思うことがあるのです。
例えばタバコの吸殻のポイ捨てや立ち入り禁止場所に立ち入るなど、普通の人ならしないことを平気で出来る人がいます。普通の人から見ると理解に苦しむ言動です。モラルが低いと言い換えることが出来るのかもしれません。
モラルが低い人には2種類のタイプがいます。簡単に分けるとやってよいこととやってはいけないことの区別の有無、モラルの概念の有無です。モラルの無い人は、家族や友達もモラルという概念の乏しいまま日常生活を送っているため人からモラルについて指摘されても理解することが困難です。何故なら自分の行動を相談する家族や友達が同じような考え方なので、違いがわからないのです。概念そのものが欠落しているので、説明してもなかなか理解してもらえません。出来れば関わらないことが一番です。
今回話題にするのはモラルや決まりは知っているけど、守らない人達です。
自分は許されるという勘違い
モラルや決まりを知っていても守らないのは、自分は許されると勘違いしているのです。もしかしたら自分だけは特別な存在という赤ちゃんや子供のような万能感を抱いたまま大人になってしまったのかもしれません。
少しだから良いとか、誰も困らないから良いとか、何らかの言い訳をしてモラルや決まりを守らないのです。そしてモラルや決まりを守らないことを人から指摘されないと、認められたあるいは許されたと勘違いを深めるのです。指摘してもこれまで同じことをしても何も言われなかったと言い訳する人も見受けられます。または何の根拠も無く自分だけは許されると平気で口にする人もいます。
悪気も無く本当に自分は許されると思い込んでいるので、説明して理解してもらうのも困難です。許されると思う根拠を聞いてみると良いかもしれません。何故許されると思うのかを聞いてみるのです。恐らくこれまで指摘されたことが無いから等、根拠にならない言い訳を並べると思います。
モラルや決まりを知りながら守れない人は、言い訳人間なのかもしれません。自分自身に暗示でもかけるように、自分自身に言い訳をしてモラルや決まりを守らないのです。出来れば関わらないようにしたいところですが、関わるなら許されると思う根拠を聞いてみるくらいしかないでしょう。
生暖かい目で見守ってあげましょう。