無料なのについ課金してしまうことがあります。その仕組みを考えてみます。簡単に説明すると、途中までは無料で、更に楽しみたいとお金を支払う仕組みです。そこには「衝動買いの心理」が関係してくるのです。本来なら食べ物を得る際に危険を顧みず行動させるために用意された脳の仕組みが、衝動買いを引き起こします。必要以上に魅力的に錯覚させることで行動させるのです。
無料ゲームの場合
例えば無料ゲームは誰でも無料でゲームを楽しむことの出来る仕組みです。
ゲームの開発費や運営費など明らかにお金がかかっていますから、誰かがそのお金を支払わないと破綻してしまいます。その費用を課金する人から得ているのです。
無料ゲームは無料で楽しむことが出来ますが、その仕組みは一定時間を経過する毎に貯まるポイントでゲームを行います。時間をポイントとして活用し、ゲームをしてもらうイメージです。その時間を待つ代わりに、お金で買うのが課金という仕組みです。
あとちょっとで勝てるとか、あとちょっとで何かもらえるといった具合に衝動買いの心理を刺激するのです。課金するつもりがなくても、衝動買いの心理をコントロール出来ないとつい課金してしまうのです。気付いたら思った以上に課金していた経験のある人は、衝動買いの心理に上手く付け込まれた可能性があります。
衝動買いの心理が脳を騙して課金を迫るのは10分間です。その10分間は他のことを考えるようにしましょう。
無料コミックの場合
最近では無料コミックなるものが出現してきました。広告を表示することで無料でコミックを楽しむことの出来る仕組みです。しかしビジネスモデルとしてここにも「衝動買いの心理」が使われています。
無料コミックの特徴は15分とか30分などの1日当たりの無料持ち時間内でコミックを楽しむことの出来る仕組みです。その時間をこえた場合、翌日からまで待つか課金するようになっています。衝動買いの心理を上手く活用していると思います。今読みたいと思わせるのです。何人かに1人でも課金してくれれば成り立つビジネスモデルのようです。
対策は課金したいと思った場合、10分間待ってみることです。10分間してから再度課金するかどうか考えてみて、やはり課金しようと思えば冷静な判断ですが、やめておこうと思えば衝動買いの心理によるものだったのです。
衝動買いはもったいない
私は課金することに反対している訳ではありません。ただ「衝動買いの心理」で課金するのはもったいないと思うのです。10分間待ってから改めて考えることをお勧めします。