お金に酔う 収入が増えても貯金が増えない理由

お金に酔うことがあります。お金に酔うとは思わぬお金を手に入れたことで舞い上がってしまうのです。

お金を手にする以前に憧れていた物を買おうとしてしまいます。例えばテレビであったり車であったり、人によってはブランド物のバッグかもしれません。

欲しいと思っていたお金を手に入れたことで、お金を使うことに酔ってしまうのです。お酒に酔うことに似ています。お金に酔うことそのものが楽しくて、お金を使うことに依存してしまうのです。だからあるお金を後先考えずに使ってしまうのです。この点でもお酒に似ています。お酒の好きな人はその場の雰囲気が楽しくて、二日酔いになると後で体調不良で大変だとわかっていてもお酒を飲んでしまいます。お金を使うことに酔うと二日酔いと同じように後でお金が足らなくなって困るのです。

お酒が好きな人がお酒を楽しんでいるように、お金を使うことに酔う人は、お金を使うこと自体を楽しみます。お金に酔う人は、何か物や体験を手に入れることが目的ではなくお金を使う手段なのです。だから高い方が嬉しい一面もあり、払うことの出来る範囲で出来るだけ高いお金を支払う傾向があります。お金を使うことそのものが目的なのでそれで構わないのです。

お金に酔う心理は見栄消費も重なると、エスカレートしがちです。人目が気になる人は贅沢なお金の使い方をしてしまいます。お金に酔う心理と見栄消費が重なるとお金を使うことに依存する消費依存とでもいうような不自然な心理状態に陥るのかもしれません。

収入が増えてもお金が足らない人はお金に酔っている可能性があります。もしかしたら上記の消費依存のような病んだ心理状態かもしれません。借金してでも買い物をしてしまうのは消費依存の可能性が高いと思います。一度お金を使うことに酔っていないか、客観的に考えてみることをお勧めします。本当に物や体験を買いたいのか、ただお金を使いたいだけなのかを見分けるのです。買っても使ったことが無い物が一つでもあれば、かなり可能性は高いと思います。

収入が増えてもお金が貯まらない人は、お金を使うことそのものが目的になっていないか確認することをお勧めします。それだけで、お金に対する意識が変わるかもしれません。一度考えてみてください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。