資格を取るだけでは生き残ることは出来ない

今現在は資格を持っていれば仕事にありつけます。取るのが難しい資格であればある程、収入も高い傾向がありました。そのため学生さんは出来るだけ難しい資格を取ることを優先する風潮があるようです。しかし最近ではせっかく弁護士資格を取っても、仕事に就きにくく困る人もいるようです。訴訟が欧米並みに増えることを想定し、国の方針で弁護士を量産してしまったことが原因です。想定していた程訴訟は増えませんでした。一説によると弁護士の平均収入が減りつつあるそうです。借金の過払い金の請求の仕事がなくなりつつあることも影響があるのかもしれません。

最難関の資格である弁護士資格ですら、需給バランスにより仕事に困るのです。今増やしている医者や薬剤師が将来にわたり安泰だと考えるより、余程病気が増えない限り弁護士と同じような道を辿ると考える方が自然です。他の資格も今は不足していても、ちょっとしたきっかけで需給バランスが変わり突然余ることも考えられるのです。

今後は、資格を取っただけで満足してはいけません。需給バランスにより資格を持っている人は溢れるかもしれないのです。資格を取った上で更に何が出来るかが大切だと思います。人に対して資格プラスアルファの価値を提供出来ることが、資格を持っているだけの人が溢れる時代に生き残るコツだと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。