人が物事を恐れるには訳があります。一言で言えばわからないことを恐れるのです。人は理解・予測出来ないことを恐れるのです。
人が事故を恐れるのはいつ起こるかわからないからです。事故が起こることが事前に予測出来るのであれば、事故を恐れることはありません。当然予測出来るのであれば対策をとると思います。結果として予測出来る事故は起こらないことになります。つまり予測出来る事故は未然に防ぐので、予測不能なものだけが事故として顕在化するのです。故意に起こさない限り、事故をあらかじめ予測出来ないことが人を恐れさせるのです。
人が事故を恐れるもう一つの理由はどれだけの被害があるかわからないからです。昨日まで元気だった人が、突然命を落としてしまうことまであるので怖いのです。事故も擦り傷程度にしかならないとあらかじめわかっていれば怖くはないのです。
病気も同じです。いつ病気になるのか、病気が命に関わるのかどうかわからないから怖いのです。病気が予測出来れば恐れる必要はありません。ましてや意図的に避けることが出来れば、そもそも病気にならなくて済むのです。予測出来ないから怖いと言われるかもしれませんが、いくつかの病気は恐れる必要はなくなひました。例えば2型糖尿病です。2型糖尿病は糖質を食べ続けることで上がった血糖値が下がらなくなる病気です。そもそも糖質を食べなければ、血糖値は上がりませんから2型糖尿病にはなれません。逆に血糖値が上がっているのに同じように糖質を食べ続けていれば、更に血糖値が上がるのは予測出来る自然な成り行きです。アトピー性皮膚炎やニキビも糖質を食べるとすぐに悪化します。同じ調子で糖質を食べ続ければ、薬で一時改善しても再燃するのは当たり前のことなのです。逆に糖質を控えることで再燃を避けることが出来るので、恐れる必要はありません。糖質を食べて悪化するのも、水が高い所から低い所へ流れるがごとく自然な流れです。
いつこの事実を受け入れるかです。
糖質が原因の病気は多々あります。因果関係が明らかなものから糖質を控えることをお勧めします。糖質を控えることで改善する病気を恐れる必要はありません。何故なら理解出来るからです。
人々は少し前まで自然の仕組みを全く知りませんでした。物が腐る仕組みすらわからなかったのです。もう少し前までは星々が地球の周りをグルグル回っていると思っていたのです。皆既日食が起きた時にはこの世の終わりだとさぞ怖かったことでしょう。仕組みが理解出来れば怖くなくなるのです。少なくとも糖質が原因の病気は恐れる必要はなくなります。そんな時代がすぐそこまでやってきています。早く広まるといいですね。