テレビとインターネットの違い

テレビとインターネットの違いを考えてみました。
プッシュ型情報配信とプル型情報配信と言い換えることができると思います。テレビはプッシュ型情報配信装置で情報が一方的に押し付けられます。見る側が選択できる余地があるのはチャンネルを選ぶ程度です。情報の配信内容を決めるのは放送局です。放送局が選んだ内容を一方的に放送する事で情報配信を行います。一方インターネットはプル型情報配信装置でこちらが求めた内容を求めることができます。欲しい情報をこちらが求めることで、インターネットを介して情報が提供されます。何がほしいかわかっていなければ必要な情報を得ることができます。情報を選ぶのは自分たちです。

プッシュ型情報配信であるテレビは情報を垂れ流していると表現できると思います。流れる情報はテレビ局がある程度選別してくれているので受けとるだけですみます。テレビ局の都合で情報が捻じ曲げられていることを知っておかなければなりません。
プル型情報配信であるインターネットは情報を求めなければ何も吐き出してはくれません。インターネットで取り出すことの出来る情報は玉石混交です。情報の求め方に知恵が必要で、出てきた情報も正しいかどうか判断する知恵が求められます。何を求めているのか自分自身で理解していなければなりません。必要な情報を取り出す能力があれば、有益な情報を得ることができます。

情報を発信する側に知恵が求められた時代から、情報を受け取る側に知恵が求められる時代にいつの間にか移り変わっているのです。このことに気付かないまま情報に触れていると、不確かな情報に振り回されることになると私は思います。情報の質が変わりつつあることを知るようにしましょう。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。